ギャグヤンキー漫画の金字塔『今日から俺は!!』 色褪せない魅力を検証

失われぬ『今日から俺は!!』の魅力

 50億円以上の興行収入を記録し、2020年No.1ヒットとなった『今日から俺は!!劇場版』。しかし劇場版ファンでも、「週刊少年サンデー」で連載されていた原作『今日から俺は!!』を未読である人も多いのではないだろうか。『今日から俺は!!』は累計発行部数4000万部を越え、漫画界でもトップレベルのヒットを飾った名作である。そこで本稿では劇場版にも通ずる、ギャグヤンキー漫画のジャンルを確立した本作の魅力を紹介していく。

 『今日から俺は!!』は1988年に「増刊少年サンデー」にて連載を開始し、1990年から1997年まで『週刊少年サンデー』にて連載を続けた作品である。連載終了から21年のときを経て実写ドラマ化、その2年後には映画化もされ大きな話題を呼んだ本作。実写版では賀来賢人が演じた三橋貴志、そして伊藤健太郎が演じた伊藤真司。本作を語る上で欠かせないのが、この相性抜群なコンビについてだろう。

 転校生であり主人公である三橋貴志は、元々平凡な学生だった。しかし三橋は転校を機に、ツッパリとして生きていくことを決める。そして転校初日、同時に彼と転校してきた少年こそ、お互いが床屋でいそいそと派手髪にイメージチェンジしていたことを知る伊藤真司だった。最初はいがみ合っていたものの、徐々に2人での行動が増えていく三橋と伊藤。こうして千葉県で伝説となる、最強コンビが結成されたのだった。

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