『キン肉マン』『忍者ハットリくん』『ゲゲゲの鬼太郎』……漫画原作の名作ファミコンゲーム4選
1983年に任天堂から発売された家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」。日本にゲームブームを巻き起こし、数多くの作品が世に登場したが、漫画を取り扱った数多くの名作も存在する。今回はそんなファミコンの漫画発祥名作ゲームを振り返ってみたい。
キン肉マンマッスルタッグマッチ
1985年にバンダイから発売された『キン肉マンマッスルタッグマッチ』。ゆでたまご原作の人気漫画、『キン肉マン』を取り扱ったゲームである。
人気となったこの作品だが、その原因はキン肉マンやロビンマスク、テリーマンと言ったキャラクターが総登場することもさることながら、当時珍しかったプロレスゲームであることも大きかった。
ミートくんが投げる命の球を取ると、キン肉マンドライバーやタワーブリッジ、ベアークローなど、漫画に登場した超人の必殺技を出すことができる。『キン肉マン』ファンはもちろん、プロレス好きもこのゲームを楽しんだ。
忍者ハットリくん
藤子不二雄A原作で、TVアニメでも人気となった『忍者ハットリくん』のゲームである。1986年にハドソンから発売された。
横スクロールのアクションゲームだが、巻物を手に入れることで12種類の忍法が使えるようになり、ゲームを有利にすすめることができる。1つ1つのステージに林、川、雲、迷路などが設定され、忍法を使いながら進んでいく。
隠しアイテムや裏技が散りばめられていることなどから、非常に奥の深いゲームで、軽快なBGMも人気だった。また、当時ハドソンの象徴的存在だった高橋名人も、隠しキャラで登場する。楽しめる要素が揃ったこの作品は売上150万本を記録。漫画から派生したファミコンゲームでは、屈指の売上を誇る。