『キン肉マン』『忍者ハットリくん』『ゲゲゲの鬼太郎』……漫画原作の名作ファミコンゲーム4選

漫画原作の名作ファミコンゲーム4選

水島新司の大甲子園

 1990年にカプコンから発売された「水島新司の大甲子園」。野球漫画の名作、『ドカベン』や『大甲子園』に登場したキャラクターが総登場する豪華作品だ。

 プレイヤーは明訓高校を操作し、ストーリーに沿ってゲームを進めていく。従来の野球ゲームのような形式ではなく、投手は事前に用意された5×5の25マスからなるコースと球種、スピードを選択、打者は狙うコース、スピードを選択しコマンドを入力し、対決を進める。(ボールのコースに設定することも可能)ほかではあまり見られない「配球」にスポットが当てられた野球ゲームだった。

 また、山田太郎や岩鬼正美には「豪打」、殿馬一人は作品に登場する秘打「白鳥の湖」

「黒田節」「神打」、里中智には「さとるボール」など特殊技能が用意され、水島新司氏の絵が完全に再現された画面が表示される。キャラクターに加え、投手と打者の駆け引きが楽しめるシミュレーション野球ゲームという新しいジャンルを確立した。

ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境

 水木しげる原作で、1986年に発売されたファミコンソフト「ゲゲゲの鬼太郎妖怪大魔境」。ステージごとに「魔境」が用意され、鬼太郎が毛針などの武器を使いながら敵を倒していく。最後には「妖怪城」が用意され、魔境で水晶玉を取ると封印が解かれ、ボスと対決することができる。

「難しい」という評価もあったが、原作のテイストを忠実に再現した内容は評価が高く、125万本を売り上げた。

現在も高評価

 いずれのソフトも、25年~30年経過した現在でも、そのゲーム性が高く評価されている。漫画とともにゲームも、名作といえるだろう。

 

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