「こち亀」中川圭一は10円玉の存在を知らなかった? 読者を驚かせた、ぶっ飛び金持ちエピソード4選

「こち亀」中川圭一には常識が通じない?

100円以下の硬貨を知らない

 100円均一ショップ、通称「百均」で買い物を楽しんだ両津と本田。金持ちの中川・麗子ペアと魅力について話すと、「キャビアが売っている」「ミネラルウォーターも売ってるけど高い」などと、噛み合わない。

 違和感を覚えた両津が「百円均一ショップの話じゃないの?」と質問すると、「えー、百円均一ショップ? 百円で何でも買える店があるんですか?」と中川は驚く。

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』158巻(集英社)

 さらに「本当にあったのか。僕はギャグだと思っていた」「今は世の中みんな先輩みたいに生活が苦しい」「だって100円って一番下の通貨じゃないですか」と驚愕。麗子から「10円がある」と告げられると、「えー10円なんて今も流通してるの? 僕は生まれてからカードしか使ったことがない」と話す。両津は「ハラ立つ会話だ。と憤る。中川は5円玉の存在も知らず、「先輩が作ったコインじゃないですか?」と疑う。もちろん1円玉も知らず、「先輩がアルミを削って作ったコインですよね」と真顔で訴えた。(158巻)

両津と中川、相反する2人の掛け合いが「こち亀」の魅力

 一般人とかけ離れた上流家庭で育った中川と、下町育ちの両津。そんな相反する常識や家庭環境を持つ2人だからこそ、エキセントリックで楽しい派出所になったのかもしれない。

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