「こち亀」中川圭一は10円玉の存在を知らなかった? 読者を驚かせた、ぶっ飛び金持ちエピソード4選
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の愛されキャラクター、中川圭一。両津勘吉の良き後輩としてサポートする彼は、大財閥の御曹司であるが故に、一般人の常識とはかなりかけ離れた一面を持っている。そこで今回はそんな中川の一般人の常識とかけ離れたエピソードを紹介しよう。
タクシーで初出勤
初出勤の日、中川は派出所にタクシーで乗り付けると、運転手に「代金は署につけといてくれたまえ」といきなり常人離れした行動を見せる。さらに制服はオーダーメイド、ネクタイはフランス製で2万円。そして「悪そうなのみたらぶっ放していいんですね」と言いながら特注の拳銃を両津に見せつける、なんの罪もないライトバンに発砲するなど、やりたい放題。初登場時の中川は、両津もビビるほど、ぶっ飛んでいたのだった。(1巻)
舌に10億の保険
大財閥の御曹司として育ってきた中川は、味覚も常人離れしている。128巻では、麗子が「ヨーロッパでは神の舌と呼ばれている」と紹介し、本人も「小さい頃から世界一・二のシェフを雇い毎日味を教育されてきた」「6歳のとき食べた料理と作り方を全部言い当てた」と胸を張っている。
そんな中川の舌には10億ユーロの保険がかけられていた。両津の悪企みで郷土料理を食べさせられ、味覚が壊れてしまった際には、実際に10億ユーロが支払われた。もっとも、それに大喜びしたのは両津だったのだが……。(128巻)
3兆円の忘年会
両津にのせられて、忘年会の幹事をすることになった中川。すっかりその気になった彼に両津は半ば冗談半分に「予算は3兆円くらいかな…」と話すと、「死ぬほど贅沢できますね」と応じる。
企画された旅行は凄まじいもので、1人1台のエアフォースワンとリムジンで移動し、スペースシャトルに乗り宇宙で宴会をすると、そのままラスベガスへ向かい、1人10億の持ち金でギャンブル。更にホテルも1人一軒貸し切りだった。
部長と寺井はすっかり金銭感覚が億単位になってしまい、プロ野球チームを購入。資金返済に追われることになる。中川の生きてきた世界は、庶民を簡単に狂わせてしまうのだ。(145巻)