『呪術廻戦』東堂葵は最強の変態? たくましい妄想力と冷静な分析力のギャップ
『週刊少年ジャンプ』の連載、単行本、アニメも大盛り上がりを見せている『呪術廻戦』。日に日にファンの数も増えている印象を受ける本作だが、多くの人を虜にしている理由の一つは、魅力あるキャラクターたちの存在だろう。登場するキャラクターそれぞれに魅力があり、誰しも必ず刺さるキャラがいるのではないだろうか。主人公・虎杖悠仁が通う東京都立呪術高等専門学校の姉妹校、京都府立呪術高等専門学校の3年、東堂葵も魅力的なキャラクターその一人だ。
以下、ネタバレあり。
東堂は高専3年生ながらにして、高い能力を持つ一級呪術師。ガッチリした体格とチョンマゲスタイルのドレッドヘアが特徴だ。初登場時には、伏黒恵に「どんな女がタイプだ」と問いかけ、「因みに俺は身長と尻がデカイ女がタイプです」とインパクトしかないセリフを言っていた変わり者でもある。
初対面の男性には必ずこの質問をしており、虎杖が「尻と身長のデカい女の子…」と答えたことがきっかけとなって良きライバル的存在になっている。(正確には存在しない虎杖との記憶を東堂が見たためだが……)。そんな熱く、憎めない東堂はキャラクター人気投票でも高い順位にランクインしている。
東堂を言い表すのならば、「味方であることが心底心強い変人」といったところだろうか。まず、なんと言っても実力の高さがピカイチだ。0巻に位置づけられている『東京都立呪術高等専門学校』の作中で起きた「新宿・京都 百鬼夜行」で、東堂は一級呪霊5体、特級呪霊1体を一人で祓っており、しかも一級呪霊相手には術式を使わずに勝利している。その強さから、京都姉妹校交流会や渋谷事変で呪霊に苦戦させられている場面で東堂が登場した時には、大きな安堵感を得た人も多いのではないだろうか。