『呪術廻戦』女性人気の理由はやはりあの男? アニメとの相乗効果で爆発した“イケメン力”

『呪術廻戦』女性人気の理由を考察

 漫画『呪術廻戦』の人気が爆発しかけている。SNSなどでは「マスコミによる持ち上げ」という意見を目にするが、実際同作は“きちんと”面白い。昨今では女性人気もかなり高くなってきている印象だ。その理由はどこにあるのか、改めて考えてみたい。

 まず、なんといっても「魅力あるキャラクターが多々存在すること」が挙げられるだろう。とりわけ五条悟の素顔が披露された時は、目に見えて女性人気が高まったように見える。やはりイケメンは正義なのだろう。実際、筆者の友人たちからも「思わずイケメンかよって叫んだ」、「五条先生、素敵ですね……」、「ご尊顔の回で吐くかと思った」などアツい感想が届いたものである。

『呪術廻戦』(1巻)

 もちろん、五条以外のキャラクターも魅力的だ。いつでも自分と仲間に真っ直ぐな主人公・虎杖悠仁、一見ぶっきらぼうに見えるが仲間思いで己の正義を貫く伏黒恵、サバサバして喧嘩っ早いが優しさを併せ持つ釘崎野薔薇のトリオもいい。どこか『NARUTO』のうずまきナルト、うちはサスケ、春野サクラを彷彿させる。

 さらに、禪院真希や狗巻棘、乙骨憂太、パンダの個性が強い2年生や、京都校の東堂葵や加茂憲紀、西宮桃、禪院真依などライバルから強力な仲間へ変化するキャラクター、七海建人や冥冥、家入硝子などの先輩呪術師たちに至るまで、キャラクターの幅が広い。

 これだけ多くのタイプがいれば、誰かしら刺さるキャラがいる状態だ。もちろん、敵となる呪霊や呪詛師も例外ではない。それぞれの過去や信念が描かれていたり、短絡的な理由ではなく自分の正義や理想に基づいて呪術師と戦っていたり、キャラクター描写がしっかりしているため、感情移入がしやすく魅力的に見えるのだ。

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