ニューヨーク・屋敷が選ぶ、“絵が印象的”な漫画3作品「読んでいるとネタが思いつくことも」

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版画展で観てほしい、“こいつ、暇やったんやな”

――自粛期間に版画を始められたそうですが、なぜやろうと思ったんですか?

屋敷:誰もやってなかったし、上手い下手があんまりわからんのもええなと思ったんです。それに、版画って小学校の授業でやるから、面倒くさいのを大体みんなが知ってるじゃないですか。SNSに載せた時、“こいつ、めっちゃ時間あるやん”って一撃でわかるのもいいなと思って始めました。やろうと決めた次の日に、ネットで調べて必要なものを買って。ベニヤ板、彫刻刀、馬連、版画を刷るためのローラーと受け皿のパレット、インク、転写するためのトレース紙とカーボン紙、全部で2万円くらいかかりましたね。買いに行った文具店の店員が素人の僕にめちゃめちゃ冷たくて(笑)、A3くらいの版画用紙が欲しいって言うたら、大きいものを切って使うしかないって言われたんです。あとで、SNSで知り合ったプロの版画の先生に聞いたら、A3くらいに切られてる紙があることを教えてくれたので今はそれを使ってます。

――芸人さんをモチーフに選んだ理由を教えてください。

屋敷:SNSのフォロワーさんが喜んでくれるかなと思ったからですね。まず、写真を選ぶところから始めるんですけど、基本的にはカッコいい写真。あぁ、これは彫りたい、版画にしたらカッコよくなりそうっていうのをいちばんの基準にして選びました。最初はただ描いてるだけやったんですけど、似てないとだんだん腹が立ってくるようになって。30分~1時間くらい費やした下書きの時点で、どんだけきれいに彫っても似てへんやんっていうテンションの下がり方をするのが嫌すぎて、スマホの写真に罫線を引いて描くようになったら、どんどんうまなっていきました。

――いちばん気に入っている作品は?

屋敷:全部ええと思ってますけど、6作品目の相席スタート・山添さんは好きです。ガンバレルーヤ・よしこを描いた時に、コツが掴めたような気がしました。あと、バビロン・千葉の作品もすごく気に入ってます。インディアンス・きむさんも2回描いたくらい、気に入ってますね。最初はSNSにアップしてくれたら、みんながいいねしてくれるんで楽しかったんですけど、最後のほうはマジでしんどなって……何してんねん、俺って思うこともありました。けど、毎日アップしてたのに今日はないのかって思われるのも嫌で続けてましたね。あと、SNSで知り合ったプロの版画の先生が毎日褒めてくれたのが励みにもなりました。

――7月18日(土)から『ヤシキ版画展2020』もいよいよ始まります。

屋敷:最初は版画をどうにかして売りたいなと思ったところから始まってるんですけど、SILKHAT(※吉本興業が運営するクラウドファンディングサービス)でどうですか? と声をかけてもらったんで、それやったら個展を開いてリターンとして版画を売ろうということにして。1口1000円で100万円くらい支援していただいたんですけど、いざ無料で開くとなると意外とお金がかかることがわかったので、グッズを買ってもらって回収せなあかんなぁと思っているところです。個展の準備は初めてのことなのですごく楽しいんですけど、昨日、家でクラウドファンディングで支援してくれた人に渡す版画を100枚剃ったら右腕と肩が痛すぎて……腱鞘炎とかになりそうです。

――(笑)お客さんには、どんなところを観て欲しいですか?

屋敷:“自粛期間中に全部彫ったんやな。こいつ、暇やったんやな”っていうところを、いちばん観てほしい。約2カ月計200時間くらい版画に時間使ってたんで、こいつはそういう時間の使い方をしてたんやなって鼻で笑ってもらえたらええなと思ってます。観てもらったら、伝わるものがあるはずです。

――個展のタイトルには2020とありますが、今後も版画は続けていくんですか?

屋敷:いやぁ、わからないですねぇ(笑)。けど、せっかくうまくなったのに下手くそになるのは嫌なので、たまに刷ってみようとは思ってます。それに、カレンダーにしませんか? とかマスクとコラボしませんか? とかいろいろと声をかけてもらっているので、おもろいことはなるべく面倒くさがらずにやっていきたいですね。

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■展覧会情報
『ヤシキ版画展2020』
開催期間:2020年7月18日~31日
開催場所:ヨシモト∞ドーム ステージII(東京都渋谷区宇田川町31-2 渋谷ドーム内)
営業時間:平日17:00~21:00/土日祝13:00~21:00
料金:無料(30分入替制)
定員:各回15名
予約URL:https://select-type.com/rsv/?id=SSnNfZcucpw&c_id=110002&w_flg=1

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