金原ひとみ『アタラクシア』、渡辺淳一文学賞を受賞

金原ひとみ『アタラクシア』、渡辺淳一文学賞を受賞

 第5回 渡辺淳一文学賞が4月1日に発表され、金原ひとみ『アタラクシア』が受賞した。同作は、夫婦のわかりあえなさや不倫をテーマとした一作。

 渡辺淳一文学賞では、前年1月~12月に刊行された、日本語で書かれた小説単行本および単行本未刊行の文庫の中から、純文学・大衆文学の枠を超え、人間心理に深く迫る豊潤な物語性をもった小説作品を顕彰する。選考委員は、浅田次郎、小池真理子、髙樹のぶ子、宮本輝の4名で、株式会社集英社と公益財団法人一ツ橋綜合財団が主催している。

■金原ひとみ(かねはら・ひとみ)プロフィール
1983年東京生まれ。2003年『蛇にピアス』で第27回すばる文学賞を受賞。翌年、同作で第130回芥川賞を受賞。2010年『TRIP TRAP』で第27回織田作之助賞を受賞。2012年『マザーズ』で第22回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。同年にパリへ移住、18年に帰国。

■渡辺淳一(わたなべ・じゅんいち)プロフィール
1933年北海道生まれ。1958年に札幌医科大学医学部卒業後、母校の整形外科講師をつとめるかたわら小説を執筆。1970年、『光と影』で第63回直木賞を受賞。1980年、『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で第14回吉川英治文学賞を受賞。2003年、紫綬褒章を受章。同年、菊池寛賞を受賞。2014年4月30日没。

■受賞作情報
『アタラクシア』
著者:金原ひとみ
出版社:集英社
価格:本体1,600円+税
発売日:2019年5月24日
https://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-08-771184-4

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