『週刊少年ジャンプ』から『ベツコミ』まで、新型コロナウイルス休校措置に各出版社がコンテンツ無料公開

『週刊少年ジャンプ』から『ベツコミ』まで、新型コロナウイルス休校措置に各出版社がコンテンツ無料公開

 新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、多くの学校で休校を余儀なくされている。そんな中、自宅での対応を迫られている保護者や児童に対し、各出版社が動き出している。

 集英社は『週刊少年ジャンプ』の最新号を除く2020年1号から13号までを、マンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」(https://shonenjumpplus.com/)と集英社の総合電子書店「ゼブラック」(https://zebrack-comic.com/main/manga)上で無料公開している。『鬼滅の刃』『アクタージュ』など人気連載の単行本にまだ収録されていない最新話を楽しむのもいいが、2020年1号から始まった『ジップマン』や、2号から始まった『アグラビティボーイズ』など新連載をまとめて読む良い機会にもなりそうだ。

 小学館は、漫画アプリ「サンデーうぇぶり」(https://www.sunday-webry.com/)にて『ハヤテのごとく!』『史上最強の弟子ケンイチ』『結界師』の全巻を、『名探偵コナン』『古見さんは、コミュ症です。』など22作品の単行本1~3巻を無料で公開。『週刊少年サンデー』の2020年1号~12号の無料読み放題も行われている。『コロコロコミック』も1月号をネット上で公開。翌週以降、『コロコロ』2月号、3月号というように順次公開していく予定だ。配信は3月いっぱいまで続けていくとのこと。

 少女漫画誌『ベツコミ』は2日から15日までの2週間、2019年12月号、2020年1月号、2月号の3冊を公開。『Sho-Comi』『Cheese!』『プチコミック』『ちゃお デラックス』『月刊flowers』も無料公開している。『月刊flowers』では『BANANA FISH』『海街diary』の吉田秋生新連載『詩歌川百景』を読むことができる。

 KADOKAWAは「いみちぇん!」など人気シリーズを擁する「角川つばさ文庫」シリーズと、「学習まんが 日本の歴史」「どっちが強い!?」などを発行する「角川まんが学習シリーズ」合計200冊以上の無料公開に踏み切った。いずれもKADOKAWAが運営する児童書サイト「ヨメルバ」(https://yomeruba.com/)にて公開中。

 小説・詩・随筆など文芸作品を楽しみたいという方は、これを機に「青空文庫」(https://www.aozora.gr.jp/)を利用してみるのもいいだろう。著作権の保護期間が切れた作品を主に公開している“電子図書館”である。夏目漱石、芥川龍之介、エドガー・アラン・ポーなど国内・海外の作家を問わず、1万5千以上の作品が公開されている。

 2011年の東日本大震災の際も配本の遅れなどへの配慮として、週刊の漫画誌を抱える出版社はいち早くネット上での漫画誌無料公開に踏み切った。有事の際に、自社コンテンツで社会に貢献するのは、大手出版社の役割の一つとなりつつあるようだ。今回の自宅での読書体験が子供たちの糧となり、社会全体で助け合う精神を養うきっかけとなるよう願いたい。

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