日本で進化し続けるサワーカルチャーをまとめた『レモンサワーの教科書』
レモンサワーの歴史、そして「いま」を解き明かす『レモンサワーの教科書』が、1月29日にエイ出版社より発売された。
戦後間もない物資不足の時代、酒場で偶然生まれた飲み物「レモンサワー」。焼酎の炭酸割りにレモンをしぼっただけの、いたってシンプルな飲み物は、いつしか大衆酒場のスタンダードとなり、長年呑んべえたちに愛されてきた。昭和・平成と時代は流れ、令和の日本。おじさんの飲み物だったレモンサワーは、若者たちも好んで飲む1杯に変わっている。本書では、そんなサワーの歴史を振り返ると共に、変わりゆくサワーの“今”を徹底的に紐解く。今までにない、レモンサワーの教科書だ。
「レモンサワーにダイバーシティを!」をと題しタイプ別(元祖・氷結・すりおろし・シャリシャリ・カクテルインスパイア)に名店を紹介。サワー史においてエポックメイキングとなった店舗や、出来事を物語コラムで知ることができる。
さらに、趣向を凝らしたクラフトサワーの名店も取材。「レモンサワー解体新書」の章では、『マツコの知らないレモンサワーの世界』に出演し話題となったレモンザムライが、レモンサワーを構成する3要素(レモン・お酒・炭酸水)を徹底解説。家で作るレモンサワーが格段においしくなるという。
また、純喫茶コレクション・難波里奈、小説家・島田雅彦などサワーを愛する人たちの書き下ろしエッセイも収録されている。
■書誌情報
『レモンサワーの教科書』
発行:株式会社枻(エイ)出版社
価格:本体1,000円+税
<発売中>
https://www.ei-publishing.co.jp/magazines/detail/mook-490135/