『鬼滅の刃』無惨を倒したら連載は終了するのか? 人気絶頂作品の「連載継続問題」を考える

 今回の無惨との戦いの後、もしも連載が継続されるとなったら、考えられるのは以下の3つのケースだろうか。

1:無惨より強い大ボスが出てくる→これまでの設定が台無しになるため、流石にないだろう。

2:過去の回想を第二章として描く→『グラップラー刃牙』などは中学時代の刃牙に戻ってうまく話を繋げていたが、『鬼滅の刃』は炭治郎が弱かった時から丁寧に描いてきているので、これもないだろう。それに、登場人物の過去に遡るスピンオフなどは、ノベライズ版などですでに描かれている。

3:世代交代→『ジョジョの奇妙な冒険』のように、一気に孫の代などに時代が移る。ついでに能力や設定も大きく変える。これはありえそう。同作が『ジョジョの奇妙な冒険』から大いに影響を受けていることは周知の事実なので、無惨の死後から100年余りが経過し、現代版の『鬼滅の刃』が描かれるという可能性は否定できない。というか、読んでみたいかも。物語の舞台を大正時代に設定したのは、むしろそのためではないだろうか。

 おそらく、無惨の伐倒後も物語が継続するとすれば、「3」の世代交代になるのが自然ではないだろうか。読者の納得感や『ジョジョの奇妙な冒険』の影響を鑑みるに、それしかないように思える。……いずれにせよ、『鬼滅の刃』が無惨戦をどう描き切るかは、少年漫画の連載問題を考える上でも注目に値するはずだ。納得できる結末を望みたい。

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