ずん飯尾、エッセイ発売&個展初日イベントで語る相方への想い「私にとってやすはツボなんです!」

ずん飯尾、エッセイ発売&個展初日イベントで語る相方への想い「私にとってやすはツボなんです!」

 お笑いコンビずんの飯尾和樹が、初のエッセイ集となる『どのみちぺっこり』を発売。書籍発売に合わせてパルコギャラリーX(渋谷PARCO)にて開催される個展の初日12月20日に、飯尾が在廊しマスコミ向けの囲み取材が行われた。

 本書は「ぺっこり45 度」「よろけたついでに由美かおる」など、独自の世界観でギャグを繰り出し続ける、お笑いコンビずんの飯尾和樹が、50歳という節目を迎え、幼少期から今にいたるまでを振り返り、家族、友人、恋人、芸人らとのエピソードや、ユニークな考え方などを書いた、肩の力を抜いて読める1冊となっている。

 飯尾本人が「出し惜しみするもんじゃないし」と会場内に立ち、報道陣を招き入れる異例のスタイルで取材が始まった。会場となったパルコギャラリーXには、飯尾の写真や、本人が書いたという絵、そして来場者が座るための“畳”が用意されており、まるで飯尾の部屋に遊びにきているようなアットホームな雰囲気だった。


 「文章を書くといえばネタ帳に書くくらい」で、エッセイを書くのは初めてだったという飯尾だが「でも50年も生きているとなんとか書けます。例えばカリフラワーが嫌いとか」と場を和ませた。

 「エッセイなんて品のいいものじゃなくて、おっさんの報告書です」と言う飯尾に、面白い章はどこですか? と質問が飛ぶと「ハードルあげてしまうから」と謙遜しつつ、ピクルスについて書いた章をあげた。ピクルスみたいな存在になりたいとし、「ピクルスってすごい実力の持ち主なんじゃないか、っていうことを3ページ半にも渡って書いております」と語った。

 エッセイ集には、同期のキャイ~ンについてや、事務所の先輩である関根勤についても書かれているという。「相方のやすのことは40ページくらい書いてあります。私にとってやすはツボなんです! 例えば彼はすぐに尊敬している人の真似をするんですが、鶴瓶師匠とキャイ~ンのウドがメモ魔なのを知って、自分もメモを取り始めるって宣言したんです。その3ヶ月後、うちにメモを忘れていきまして、中を見たら“メモすることを忘れない”って1ページ目に書いてありました……。面白いんですよ。はにかみ屋さんだから、こういうところに来ると黙っちゃう癖があるんだけど」と、嬉しそうに相方のエピソードを話した。


 まだ芸人仲間など、誰からも感想は来ていないと言う飯尾は「さんまさんの事務所にも送ったんですがね」と首を傾げてみせた。初版は約1万部だといい「人生かけちゃいました。重版したら気持ちいいでしょうね」と、最後のページに載っている写真を指差して「この写真なんか、みな実ちゃんと角度は似てるんじゃないかな」と、写真集が大ヒット中の田中みな実の名を挙げ笑いを誘った。

 印税は何に使いますか? と言う質問には「まずお米を買うでしょうね」と即答。「それから、冷蔵庫がブーと不穏な音を出しているのでそろそろ変えたいです。あと車の免許がないから取ろうかな。学科はみんなサボりがちだって言うけど、印税で通ってると思えば、気持ちを一押ししてもらえるんじゃないか」とあくまでも小さい夢を語る飯尾だった。

 話は展示会に移り、飯尾は「出版記念に展示会もやりましょうって決まってから、慌てて準備しました」と会場を見回した。年をまたぎ1月6日まで開催される個展の入場料は300円。「うまい棒30本分です。小銭が余っているようでしたらぜひ」とアピール。モニターに映し出された“ギャグ解説”のVTRを見るための畳がお気に入りだといい、「みなさんにもゴロゴロしながら見ていただきたいです。座るもよし、寝っ転がるもよし。仕事の休憩ブースとしても使ってください」と渋谷で働く人にもアピールした。「ピカソやゴッホの絵って誰でも描けるんじゃないかと思って、模写にもチャレンジしました」と、飾ってある絵も紹介。「でも描いてみて画家たちの凄さがよくわかりましたよ。ぺっこりしながら謝罪文も書きました」。そう言われてよく見ると、絵の下には美術館のような作品紹介ではなく、飯尾の書いた謝罪文が貼り付けてあった。(謝罪文が判読できる写真撮影は禁止、ぜひ会場で見てみてほしい)

 囲み取材が終わると、担当から「少し時間が余ってます」と声がかかった。飯尾は「『もうすいませーん、これ以上はー!』っていう取材もよく見るのに! もう少し興味持ってくださいよ……」と嘆きつつ、「『どのみちぺっこり』第2弾が出る際には、“囲み取材の時間を余らせた男”って書きますからね。挿絵も入れて6ページ分にして」と笑いに変えてみせた。

(取材・文=河野瑠璃)

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■個展情報
『ずん飯尾のどのみちぺっこり展』
会場:渋谷パルコギャラリーX
営業時間:11時~21時(初日は12時~、22日は12時~15時、31日と最終日は18時まで)。1月1日休館。
入場料:300円(小学生未満無料)
会期:2019年12月20日~2020年1月6日

■書籍情報
『どのみちぺっこり』
著者:飯尾和樹(ずん)
出版社:PARCO出版
定価:1,400円(税抜き)
発売日:2019年12月23日発売予定
全国の書店、ネット書店にて

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