Number_i、『SONGS』で明かした独創的な作品を生む必然 目標を決めない理由と信頼関係の強さ

Number_i『SONGS』出演と独創性を生む必然

 Number_iが、4月10日放送の『SONGS』(NHK総合)に出演。デビュー曲「GOAT」、テレビ初歌唱となる「JELLY」、最新曲「GOD_i」のスタジオパフォーマンスのほか、平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太の個別インタビュー、番組責任者・大泉洋と3人のスタジオトークの模様がオンエアされた。

 番組冒頭では、デビューからの活動を振り返ってのスタジオトークが繰り広げられた。

 遡ること、ちょうど一年前の2024年4月。Number_iは、アメリカ最大級の音楽フェス『Coachella Valley Music and Arts Festival 2024』に初出演していた。当日はリハーサルもなく、自分たちが今まで日本で体験してきた環境とは違ったものだったという。「まだ『紅白』のほうがマシ?」という大泉の質問に「マシとかじゃない」「大マシです」と声を揃え、当日の忙しい現場を回顧する3人。一方で、平野は「音楽がちゃんと届くものであればちゃんと共鳴できるんだなというか。自分たちのポテンシャルをちゃんと持っていないと、その場で発揮できないんだなっていうのは実感しましたね」と、初の海外フェス出演に学びがあったと語った。

 今回の放送では事前に個別インタビューが実施されており、当日の3人のコメントを踏まえながらスタジオトークが展開されていった。個別インタビューが行われた場所はそれぞれ、岸がグループの“始まりの場所”である東京ドーム、平野がコンセプトのひとつとして大事にしている“日本”庭園、神宮寺が“世界に向けて飛び立つ”空港だ。

 なかでも印象的だったのが、「お互いをそれぞれどう思っているのか?」という質問。平野に対して、神宮寺は「趣味なものも話せる、そして仕事も話せる。こんなメンバーに巡り会うって、なかなかないんじゃないかなって思いますね」と、公私問わずなんでも話せる仲だと語り、岸は「紫耀はアイデアをめちゃくちゃ出す」「0から1にするのが、モノ作りでもアイデアでも上手い」と、彼の発想力の豊かさを称賛していた。

 岸に対しては、神宮寺は彼と長い付き合いであるとしながら「先輩としてたくさん教えられたことがありますね」「今は抜けちゃったんですけど(笑)。その時はすごく丁寧に教えてくれてましたね」と振り返った。平野は、「グループに関することはすごく努力家で、すごく勉強家な気がします」と話し、加えて「まだ岸くんを知れているようで、知れていない気がする」と、今でも楽曲を通して新しい表情を見せてくれることに驚かされるという。

 神宮寺に対しては、岸は「紫耀が出していったアイデアに(神宮寺が)より色を塗っていく」「その種からどんどん大きく花を咲かせていって、色をつけてくれるし。自分たちでさえ知らないアイデアを持ってきてくれるから、日常からインプットを欠かさない人なんだなって思います」と回答。そして平野は、「たぶんいちばん真面目」と答えながらも、「でもバカですから(笑)」「俺は早くこのイメージを崩していきたい」と話し、スタジオの神宮寺も思わず「何やってんの!」とツッコんでいた。一方、神宮寺も平野と岸に言いたいことがあるといい、「僕、こう見えていちばん末っ子なんですよ」「もっとかわいがってくれていいんじゃないかと」「末っ子的なかわいがる要素もあったら、もっと俺を楽しめるよ」と要求。しかし、ふたりは彼のリクエストに「十分楽しんでます!」(平野)、「むしろぎこちなくなりそう」(岸)と答えていた。そんな軽快なやり取りも含めて、3人の仲のよさと信頼関係が伝わってくる一幕だった。

 
 
 
 
 
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