Number_i、岸優太プロデュース新曲「GOD_i」は“誰のための音楽”なのか？　音楽番組初披露への期待

　Number_iが、本日3月21日放送の『ミュージックステーション 2時間スペシャル』（テレビ朝日系／以下、『Mステ』）に出演。5月19日発売の2ndシングルの表題曲であり、1月27日に配信リリースされた「GOD_i」を披露する。

　グループにとって2025年第1弾の新曲である「GOD_i」は、今回の『Mステ』がテレビ初パフォーマンスとなる。直近では、翌週3月24日放送の『CDTVライブ！ライブ！』（TBS系）でも歌唱することが発表されており、いよいよパフォーマンスの全貌が明らかになることに胸を躍らせているファンも多いのではないだろうか。

　「GOD_i」は岸優太によるプロデュース曲だ。昨年は平野紫耀が「BON」、神宮寺勇太が「INZM」を手掛けており、今作をもって3人がそれぞれリードトラックをプロデュースした形となる。「BON」、「INZM」を経て「GOD_i」を聴いた際に、今まで以上に等身大の自分たちと向き合って制作された楽曲なのではないか、という印象を抱いた。曲中でも〈本音ぶちまけれなきゃ／誰のための音楽だ？〉と歌われているが、それぐらい、この数年の彼らの歩みと重なり、リアルな心情が閉じ込められているように感じたのだ。

　楽曲は、〈There’s No Way To Know最低／振り出しに戻ってる〉という歌詞で始まる。平野、神宮寺、岸がNumber_iを結成したのが、2023年10月15日のこと。期待に満ちた表情で「ファンと一緒に歩んでいきたい」という趣旨の話をしていた3人の姿を覚えているが、思えば、新しい環境でスタートを切ったことは〈振り出しに戻ってる〉と言い換えられるのかもしれない。

　結成から2カ月半後の2024年1月1日に「GOAT」でデビューし、同曲をテレビで初パフォーマンスしたのが、同年3月2日放送の『Venue101 拡大版』（NHK総合）だった。この時がグループとして初のテレビ出演であり、ここから彼らを取り巻く環境も変わっていった。『Mステ』や『CDTVライブ！ライブ！』といった音楽番組への出演も叶え、同年末には『第75回NHK紅白歌合戦』（NHK総合）にも初出場。なかでも、出演した音楽番組の多くで披露された「GOAT」は、日を追うごとにパフォーマンスが洗練され、演出面での工夫も加わるなど、一年をかけて磨き上げられていった。