『大阪・関西万博』コブクロテーマソング、Perfumeの世界初の試み、LDHらのライブ……音楽トピックも必見！

　4月13日から『2025年日本国際博覧会』（以下、『大阪・関西万博』）がスタート。同月12日に行われた開会式では、絢香が佐渡裕の指揮と大阪交響楽団の演奏で国歌を独唱。Awichが和太鼓のパフォーマンスとのコラボレーションでラップを披露したほか、新しい学校のリーダーズとimaseがサプライズ登場して生パフォーマンスを繰り広げた。明るい未来を見据えた世界の最新テクノロジーが詰まったパビリオンや展示だけでなく、『大阪・関西万博』ではアーティストによるパフォーマンスにも話題が集まっている。

　開会式では、『大阪・関西万博』アンバサダーを務めるコブクロが、オフィシャルテーマソング「この地球（ほし）の続きを」を披露。同曲は、明るい未来への希望に満ちたスケールの大きなナンバー。曲中で繰り返される〈こんにちは〉は、1970年に開催された『日本万国博覧会』（以下、『大阪万博』）のテーマソングである三波春夫の「世界の国からこんにちは」がオマージュされ、YouTubeで公開されているMV「story ver」では、『大阪万博』のシンボルであった太陽の塔をバックに子どもたちが踊るシーンが登場する。間奏では民謡のリズムと楽器が取り入れられ、ラストの迫力あるロングトーンまで聴きどころ満載の楽曲だ。

　この万博会場には1万人以上を収容することができる屋外ステージ・EXPOアリーナ「Matsuri」が併設され、開催期間の半年の間で、国内外のアーティストによる数多くのライブ開催が予定されている。開幕初日の夜にはEXPOアリーナ「Matsuri」のこけら落としとして、Adoがスペシャルライブを開催し、「新時代」「うっせぇわ」「唱」などを披露。圧倒的な歌唱力とパフォーマンスで来場者を魅了した。

　4月29日には、同会場にて『大阪・関西万博』のスペシャルサポーターを務める、THE RAMPAGE、FANTASTICS、BALLISTIK BOYZ、PSYCHIC FEVERの4組によるライブ『EXPO 2025 LDH DAY SPECIAL "Jr.EXILE LIVE"』が開催。『大阪·関西万博』のテーマの一つである“未来”を担う、若き“Jr.EXILE”たちによるパフォーマンスに期待が寄せられている。

＼4/29(火・祝) 開催📢／

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— THE RAMPAGE OFFICIAL (@therampagefext) April 18, 2025

　また、各パビリオンや団体がアーティストとコラボして多くのテーマソングが制作されて話題を集めている。ひときわ注目を集めているのは、NTTの最新技術・IOWNを活用した世界初のパフォーマンスを行ったPerfumeだろう。1970年の『大阪万博』会場にあった日本電信電話公社と国際電信電話株式会社のパビリオン「電気通信館」の跡地に建てられた特設会場から、そこで行ったPerfumeのパフォーマンスの映像をIOWNという通信技術を使い、現在の『大阪・関西万博』のNTTパビリオンにリアルタイムで映し出すというもの。

　音と映像だけでなく、振動までもタイムラグなく伝送され、あたかも目の前にPerfumeの3人がいるようなリアリティに、「もう1組のPerfumeに会いにきてきてください！」とメンバーがコメントしている。パフォーマンスが行われた4月2日当日は新曲「ネビュラロマンス」がパフォーマンスされ、中田ヤスタカによるレトロフューチャーなサウンドと3人の巧みなダンスが、さらに未来感を感じさせてくれた。このPerfumeによるパフォーマンスは、NTTパビリオンにて体験可能だ。あ〜ちゃんは「IOWN×Perfume」のオフショットとともに「今まで見た中で一番“ホンモノ（Perfume）”がいました」とコメントしている。

 

 

 

 

 

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　“iPS心臓”の展示が行われているパビリオン「PASONA NATUREVERSE」のテーマソングは、ドラマ『VIVANT』（TBS系）の劇伴を担当した千住明と、シンガー・平原綾香のタッグが手掛けた。

　美しく壮大なスケール感を持ったサウンドに、平原の深みのある温かなボーカルが重なる感動的なミディアムバラードであり、命の神秘を感じさせ、今という時代を作った先人たちへのレクイエム「いのち、ありがとう」。民族的なリズムで始まり、次の時代を担う子どもたちへのメッセージを託した「80億の未来へ」。2曲の歌詞は、パソナグループから寄せられた作文、エッセイ、言葉を紡いで書かれたとのこと（※1）。