HYBE新ボーイズグループ名はaoen(アオエン)に 最終審査直前、オーディションを通して成長した9名の姿

HYBEによる新世代J-POPボーイズグループオーディション番組『応援-HIGH 〜夢のスタートライン〜』(日本テレビ系)。4月5日に第7話が放送された。ここまで、ランナー(オーディション挑戦者)であるYX LABELSの練習生11人は、デビュー7人の座をかけて2つのミッションに挑んできた。第1区間はシグナルソングの「FINISH LINE 〜終わりと始まりの〜」のMVレース。第2区間は「レジェンドJ-POPカバー」となり、2チームに分かれての対決となった。そして、第2区間では負けたチームから初の脱落者が発生。審査の結果、晴(HARU)とシン(SHIN)が惜しくも脱落者となり、ここでレースを終えることとなった。
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HYBE新オーディション『応援-HIGH』、晴(HARU)とシン(SHIN)が脱落 「苦しい」「またどこかで会えるといいな」
オーディション番組『応援-HIGH ~夢のスタートライン~』(日本テレビ系)第6回放送を振り返る。
第2区間を通過した9人のランナーには、第3区間、つまり“ファイナルレース”が待っている。ここで、ペースメーカー(案内人)の本田仁美(SAY MY NAME)より、ファイナルステージは3つのステージで構成されることが発表された。具体的には、「9人バージョンのシグナルソング」「ファイナルソング」「エンディングソング」の3曲を披露する形となる。

それぞれのパフォーマンスを収めた動画をチェックしていくランナーたち。シグナルソング「FINISH LINE 〜終わりと始まりの〜」とともに披露する2曲は、どちらも新曲となる。まず、ファイナルソングは「Cough Syrup」。明るく疾走感のあるシグナルソングや、第2区間でカバーした「DESIREー情熱ー」(中森明菜)、「Body & Soul」(SPEED)とはまたひと味違う、クールな魅力が際立つダンスナンバーだ。特にこの曲を気に入った様子の雅久(GAKU)は「『よっしゃ来た!』と思って。『これを待ってました!』ってぐらい好きな感じの曲だった」と興奮気味に語る。さらに、惜しくもデビューを掴めなかった前回出場オーディション『&AUDITION – The Howling -』を振り返りながら、「2年前とは絶対違う結果にしたいので、期待してください!頑張ります!」と拳を突き上げた。
エンディングソングは「君と刻む足跡」。〈勇気出して もう一度踏み出そう〉〈燦然と輝く未来へ〉といった前向きなメッセージが込められた、フィニッシュラインに近づくランナーたちに贈る応援ソングだ。MCの児嶋一哉(アンジャッシュ)が「ボーカル力が出るね。この歌は」とコメントしていた通り、ランナーたちの歌唱力が試されそうな一曲。「ファイナルソングまでの道のりだったり、たくさんの思い出を感じさせてくれる歌詞で僕は気に入ってます」と話す礼央(REO)をはじめ、ランナーたちは、ここまでレースに挑んできた自分たちを歌詞に重ねる。

そんなエンディングソングを受けて、「シン(SHIN)くんと晴(HARU)くんも含め、2人のためにも僕たちが完璧にやり切らなきゃなという使命感を持てるような希望に満ちた曲だと思う」と語ったのは海志(KAIJI)。そして9人はお互いに意見を出し合いながら、ファイナルステージに向けて3曲の練習を重ねていく。思い返せば、オーディションが始まったばかりの第1区間では不安そうな表情も多々見られたランナーたちだったが、今はそんなことはない。一回りも二回りも成長し、顔つきも凛々しくなった9人の姿が、そこにはあった。別れた仲間の想いも背負って走り続けること。その責任も噛みしめながら、自身の夢に向かって走り続けるランナーたちだった。
ファイナルステージの前には、中間チェックが行われた。緊張感が漂う中、雅久(GAKU)はランナーたちを集め、「今日はできることを全力でやって、パフォーマンスの最中は自信を持って。時間なかったけど、それは忘れて一旦、できることを最大限にやりましょう!」と士気を高める。
まずはエンディングソング「君と刻む足跡」の歌唱チェック。ソロパートは順調だ。しかし、全員で歌う部分になるとハーモニーのズレが目立つ。審査員からは、「グループ曲とは言えないんじゃないですか?」「チームワークが求められる曲なのに、個々の表現が強くなっている」と、全員がひとつに成りきれていないことを指摘される。
続くシグナルソングでも、前半は順調なものの、終盤にかけて勢いが衰えてしまう。審査員からも「ここまで来たらこの曲の主役として歌いこなせるべきでは?」との評価が。中間チェックの前、雅久(GAKU)が「今僕たちが目の前に見ているレベルよりはもっと高いレベルのものを今求められているんだなという風に最近すごく感じるので、高いレベルまでみんなで登っていけたらいいなという風に思います」と語っていた通り、期待がかかっている分、審査員の評価も厳しさを増しているのだ。一方で、ファイナルソング「Cough Syrup」では、他の2曲と比べると落ち着いて歌もダンスもこなしていた9人。「パフォーマンスも表情もバランスがよかった」と、審査員からも嬉しい言葉がかけられた。