米津玄師、YOASOBI、[Alexandros]、NOMELON NOLEMON……令和ガンダムシリーズを彩る楽曲たち

 劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』が今、映画館を賑わせている。1979年から放送開始となった『機動戦士ガンダム』シリーズは、かねてから根強いファンの多いコンテンツだが、令和以降の『ガンダム』は新たな層へアプローチしているとも言えるだろう。その要因のひとつとして、音楽面の訴求力がある。本稿では“令和『ガンダム』”の物語と強く結びついた楽曲たちを紹介していきたい。

 令和最初の『ガンダム』シリーズの劇場作品、映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の主題歌は[Alexandros]の「閃光」だ。疾走感に溢れる劇的なロックナンバーであり、全3部作を予定しているこのシリーズの開幕を彩るにうってつけだ。戦争の名残やテロを描きつつ、かつての想い人の幻影にとらわれた主人公 ハサウェイ・ノアの迷いを振り切るようなエネルギッシュさもあり、彼らのサウンドが物語の骨子を支えていると言えるだろう。

[Alexandros] - 閃光 (MV)

 2022年より放送されたTVアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』(MBS/TBS系)。女性主人公かつ学園を舞台にした作品であり、企業が物語の中心に置かれた設定など異例ずくめの作品として話題を呼んだ本作。そのSeason1のオープニングテーマはYOASOBIの「祝福」。軽やかなポップチューンであり、未来へ突き進むような疾走感を持った1曲だ。ガンダム・エアリアルから主人公 スレッタ・マーキュリーへの想いを連想させつつ、『ガンダム』を体現する勇壮さを兼ね備えた優れた主題歌だろう。

YOASOBI「祝福」Official Music Video (『機動戦士ガンダム 水星の魔女』オープニングテーマ)

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