中山優馬は仲間に愛されながら走り続ける 山田涼介・知念侑李とのNYC復活も果たした独立前ラストツアー

中山優馬独立前ラストツアーレポ

 1月末をもってSTARTO ENTERTAINMENTからの独立を発表している中山優馬が『YUMA NAKAYAMA LIVE TOUR 2025 Wings For The GOOD VIBES』ツアーを開催。本稿では28日に開催された神奈川県民ホール 大ホール公演をレポートする。

 2006年に事務所に入所した中山。しばらく関西を拠点に活動すると2009年に中島健人、菊池風磨(現timelesz)と現在はSixTONESで活動する松村北斗、髙地優吾と共に中山優馬 w/B.I.Shadowと、そこにHey! Say! JUMPとしてデビューしていた山田涼介、知念侑李を加えた期間限定ユニットユニットNYC boysとしてCDデビューを果たし『第60回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)に出場。2010年には中山と山田・知念の3人でNYCとして再度デビューし、2012年にはソロデビューとなるが、期間限定ユニットだったNYC boysのみならず中山優馬 w/B.I.Shadow、NYCは事実上の解散状態となっていた。

 その後『PLAYZONE』シリーズや『Endless SHOCK』といった事務所伝統の舞台への出演も果たすなど、着実に俳優としても活躍していった中山だが、音楽活動はしばらく途絶える事になる。アイドル 中山優馬としての時計の針が再び動き出したのはソロデビュー10周年を迎える2022年だった。約6年ぶりの新曲「Squall」のリリースや、約8年ぶりとなるライブ『YUMA NAKAYAMA 10th ANNIVERSARY TOUR~THE BEST and BEYOND~』を開催し、確かなアイドルとしての才能を発揮してきた。

 10代の頃に何度もメンバーを変えて活動をしてきた中山だが、だからこそ、たくさんの人と共に手を取り、特別な友情を育んできた。18年過ごしてきた事務所所属としては最後となる今回のツアーはそんな中山らしい、たくさんの人の想いを感じられるようなステージとなっていた。

 鉄骨のようなセットに登り登場した中山。一曲目に歌うのは自身のソロデビュー曲「Missing Piece」。たった1人で華やかにステージを彩ることができるのは、10年以上グループに属さず戦ってきたからこそだ。柄シャツにスラックスというレトロなスタイルに着替えると「Fruit」では女性ダンサーと共に大人っぽく演出。

 「最初から飛ばしてますが楽しんでいますか」と客席に声かけると「葉桜」をしっとりと歌い上げる。コンテンポラリーダンスを含む「舞い、恋」や、マジシャンのような服装でパフォーマンスする「おやすみ」では楽曲の世界観を演劇のように表現。舞台のフィールドでも長く活躍してきた中山らしい演出となっていた。

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