中山優馬は仲間に愛されながら走り続ける 山田涼介・知念侑李とのNYC復活も果たした独立前ラストツアー


短い映像が流れると、中山と共に山田と知念の姿が。「俺たちがNYCだ!」と叫ぶ中山が3人で歌うのは「NYC」。間奏で何度も「嘘みたいだ」と言う中山は思わず笑みが溢れる。「よく遊びよく学べ」も歌いながらとにかく楽しいという3人の気持ちが感じられる瞬間となっていた。「嘘かもしれない、夢のなのかもしれない」と大騒ぎの中山は落ち着かない様子で「山田くんと知念くん!」と2人を紹介。その後もまだ10代だった頃の3人の思い出を振り返る。『紅白』初出場の会見の際にNYCのなかでもN(中山)と、一番早いからという理由でコメントをさせたと知念が笑いかける。本番の衣装はベルトが光るものだったが、当時はスイッチを本人が手動で押す必要があったそうで、山田は「あれ間違えるとすごい怒られるんだよ!」と熱を持って話す。客席に見学に来ていた佐藤勝利・松島聡(timelesz)にもステージ上から声をかけ、菊池がいないことにツッコむと、山田が「いないようじゃ無理か」と菊池の名言を引用するような場面も。
中山は、「最後の機会になるかもしれない」というタイミングで3人が揃ったことに感謝しつつ、NYCは解散と言ったことはないとして、これからも何かあったら集まれればと語る。
MCがひと段落すると、手に持ったジャケットを用いてパフォーマンスする「向かい風」、雨の降るSEから入る「Squall」と1曲1曲をを大切に歌い上げる。Boysbeの中川惺太 、北村仁太郎、関西ジュニアの岡田耕明、野田開仁による「UME強引オン!」がパフォーマンスされると、「YOLO moment」からメドレーがスタート。「孤独なソルジャー」では福山雅治や堂本光一のものまねを無茶振りされるような場面も。『Endless SHOCK』で共演した堂本光一との思い出の曲「やめないで,PURE」(KinKi Kids)も歌われ、「F・T・O」(SUPER EIGHT)ではオーディションを再現するようにゼッケンを着てどんどん人が減っていき、入所した時を表現。あと数日で独立となる中山の18年を振り返るようなメドレーとなっていた。

コミカルなパフォーマンスが続くが、「Hustler」や「Butterfly」では中山の本領を発揮し、クールなパフォーマンスで観客の心をぐっと掴む。「WEEKEND」では客席に降り、より近い距離でファンに感謝を伝えていく。アンコールでは屋良朝幸をゲストボーカルに迎えた楽曲「Doppler Dream」をクールにパフォーマンス。続く「ビリビリDANCE」はどこまでも明るく会場を盛り上げ、「In The Name of LOVE」は感情たっぷりに歌い上げる。様々なタイプの楽曲を次々に歌い上げるがバラバラな印象にならないのは中山のエンターテインメントという軸がブレないからだ。
MCの終盤、中山は山田・知念が舞台から捌けると感慨深そうな表情を見せ「愛されてますね。僕は」と噛み締めていた。今回の演出は屋良が演出したと紹介し、「最初から飛ばしていこうと決めていた」と語る。中山は1人でステージに立っているが、決して孤独ではない。本人の言葉通りたくさんの人に愛されていたから今日まで走り続けることができたはずだ。共にステージに立ってきた仲間たち、そして彼を応援してきたファンとともに、中山の挑戦はこれからも続いていく。
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