稲垣吾郎&草彅剛&香取慎吾、『ななにー企画会議』で見せた誰も知らない新たな顔 番組リニューアルへ高まる期待

 稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾によるレギュラー番組『7.2 新しい別の窓』(ABEMA※以下、『ななにー』)が10月よりリニューアルすることを受けて、9月24日に『ななにー企画会議』と題して特別番組がオンエアされた。

 キャイ〜ン、EXIT、みちょぱ(池田美優)の“ななにーファミリー”も久々に顔を揃えての放送。安心感を覚えた矢先、香取の「刺激的な世界に突撃しながら、みんなと遊んでいきたいと思います」という言葉に、「刺激的な世界!?」「ほっこりする番組かと思ってた」とツッコミが入る。どうやら、新しい『ななにー』は「ほっこりなんてしてられない」番組になるようだ。

 そこで、まずは企画会議そのものをコンテンツとして放送してしまおうというのが新しい『ななにー』らしさといったところ。今回は新進気鋭のクリエイター3人のゲストを迎えて、それぞれが考えてきた企画をプレゼンしてもらうことに。すると、ゲストによる斬新な企画内容はもとより、そこから見えてきた稲垣、草彅、香取の引き出しの多さに驚かされる72分間となった。

 トップバッターで企画を説明したのは、映画『サバカン SABAKAN』や『サンクチュアリ -聖域-』(Netflix)など近年話題作を次々と生み出している映画監督・脚本家の金沢知樹。金沢が提案したのは、香取とみちょぱがお金を返してもらえない人を見つけて回収しにいく様子を追う「貸した金返せよ」、草彅とEXITが山奥のトイレなどを清掃する「クリンクリン」、稲垣とキャイ~ンが普段は泣かないイメージのゲストを泣かせる「号泣王」の3企画だ。

 すると、「貸した金返せよ」の企画を説明する際に、かつて稲垣が友人に200万円を貸し、草彅も友人に100万円をあげた過去があると明かされ、スタジオは騒然。一方、香取は頼まれたことも「1回もない!」と対照的なトークに。もちろんお互いにそんな過去があったとは知らずに、驚きの表情を浮かべていたのも興味深く、ひとつの企画をきっかけにこれだけの話題が広がるのも3人ならではといったところ。

 また、「クリンクリン」の企画を聞いて「自分の家だったらやるけれど、人の汚したところは……」と誰もが顔をしかめていると、草彅が口を一文字に結んで「うーん」と考え込む。てっきり「やりたくない」という意味で渋い表情を浮かべているのかと思いきや、「深いなと思って、掃除って」と語り始める。

 「だってさ“自分のものしかヤダ”とかさ、それって浅くない? 考え。自分のことしか考えてないじゃん。“自分のものしか片付けない”とか“自分のトイレしかヤダ”って、ちょっとさ、未熟じゃね?」「その先に何かあるんじゃないの?って。だってさ、それをみんながやればよりいい世界になっていくわけでしょ?」と力説。そして「だから甘いんだよ、まだ俺たちは!」と一喝し、みんなを唸らせるのだった。

 もちろん、過酷なロケになることは間違いない。草彅の熱い思いに感化される形でEXITの兼近大樹も「行きますか!」と身を乗り出すが、隣に座っているりんたろー。が「俺、未熟なんで別の企画でいいっすか?」と水をさして笑いを誘うところも、ななにーファミリーならではの展開として楽しい瞬間だった。

 続いて、8人組ユニット・ダウ90000の主宰を務め、舞台やコントの脚本を手掛ける蓮見翔の企画は、香取が主宰となって作品を作り上げる工程を描く「72かを作るドキュメントバラエティ」、稲垣の初体験を追う「はじめての◯◯」、2000年前後の日本を草彅主演で映画化する「ALWAYS 三丁目の夕日 〜2000年ver〜」の3本だ。

 「72かを作るドキュメントバラエティ」の企画を聞いた稲垣が、ライブや番組のスタッフとの打ち合わせにも参加する香取に「近いところはやってるよね?」と話を振ると、自身のライブに加えて、新しい地図のファンミーティングでバックを務めるダンサーのオーディションも手掛けていることを明かす。

 「そんなことは知らなかったでしょ?」と草彅に問うと、「今聞いたよ、すごいヤツだな」と驚きの表情を浮かべて絶賛。これだけ長く活動を共にしている3人のあいだにも、まだまだ知らない一面があるというのも、やはり彼らの面白さでもある。

 また、「はじめての◯◯」では幼い頃からスターとして歩んできた彼らだからこそ、一般人の生活とのギャップも楽しい部分。最近、はじめて回転寿司に行ったという稲垣は、お茶を飲むために用意されたテーブルからお湯が出るシステムに心を動かされた様子。

 香取が、人気者ゆえに人が押し寄せてしまったことから、自分の文化祭を楽しんだことがないのもそうだ。単純に、はじめて経験するというだけではなく、そんなスターならではの生活ぶりを聞くことができるだけでも十分貴重だ。まだ、ファミリーレストランの配膳ロボットも見たことがないという3人。他にも、一般的には当たり前になっているけれど、スターにとっては新鮮なシーンを見つけたくなる。

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