WARPs ROOTS、ボーカル&ダンスで示した“次世代ボーイズグループ”の煌めき ライブ終演直後メンバーインタビューも

WARPs ROOTS、“次世代ボーイズグループ”の煌めき

 日中混合ボーイズコレクティブ WARPs UPを輩出したプロジェクト「WARP-Syndicate」(通称WARPs)。『Wind Assemble Radical People-Syndicate:革命的な風を創造できる集団』を意味し、年齢国籍不問、様々なプロジェクトを分野横断で組み合わせることで、既存のカテゴリーや枠組みを越えて才能が輝く新たな世界や価値観を作り出す集合体だ。

 今回、WARPsから新グループの誕生を目指す発掘型ドキュメンタリー番組『WARPs DIG』の4度目となるライブイベント『WARPs ROOTS LIVE #4』が横浜ベイホールで開催。会場にはデビュー前にも関わらず熱狂的なファンが駆けつけた。

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 『WARPs DIG』に参加するメンバー『WARPs ROOTS』の総勢18名が登場すると、皆が深くパーカーのフードを被る中、センターでただ一人フードを被らず顔を見せていたのは、誰もが認める実力で大所帯のパフォーマンスを牽引するTAKERUだ。一糸乱れぬ圧巻のシンクロダンスに、開始早々圧倒される。

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 KAITO、RYUSHIN、REIA、KURODA TSUBASA、SOUMAによる「WAKE UP」と、MIZUKI、RYOTA、KAITO、SHIBUTANI YUGA、SOUMAによる「OUT OF CONTROL」では、全員がダンス&ボーカルでも大きく成長する姿があった。MIZUKIのにこやかな表情がひときわ輝いたほか、生まれ持った声質が楽曲にメリハリを生むSOUMAのラップ、KAITOとSANO YUGAの息の合ったダンスなど、時に視線を交わしながらステージを所狭しと駆け回る息のあったステージングを見せた。

 最初のMCはSHIBUTANI YUGAとSEIYAの“渋谷兄弟”、KURODA TSUBASAとSANO YUGAの幼馴染コンビ、そして進行役のRYUSHINと普段から仲の良いReiaの6名が登場。6日に21歳を迎えたSANO YUGAの誕生日を祝うなど、大人数でのMCを楽しむ様子が印象的だった。今回、メンバーはMCで事前に寄せられた質問に回答。「メンバーの中で無人島に一人連れていくなら誰?」という問いには、REIA が「賢く頭がいいからどう生き抜くか教えてくれそう」と“黄金ペア”として定評のあるKAITOを指名。すると、裏で待機中のKAITOが一瞬顔を覗かせて喜んで見せた。

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 SOUMAが「個性が出るところと合わせるところで違った楽しみ方ができる」と語るWARPs ROOTSの武器、ダンスは見逃せない。DANCEカバーセクションでは、ジャンルレスに踊るSANO YUGAとカポエイラの世界王者・REI、ブレイクダンスを守備範囲とするKOUSUKEに加え、KAITOも初のブレイクダンスに挑戦。Gloria Grooveの「A Caminhada」をカバーしたRYOTAとSOUMAがプロ顔負けの実力で余裕を感じさせ、見事に音楽を体現して見せたダンスも観客に鮮烈な印象を残した。

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 DJブースを囲んで披露した楽曲「SHOW TIME」ではTOMOKI、RYUSHIN、SHIBUTANI YUGA、SEIYA、KOSUKEがコール&レスポンスを通じて柵を隔てた近距離で観客と交流。“渋谷兄弟”による振り付け指導も相まって真似しやすいダンスでフロアを巻き込んでいく。視線を戻した正面のステージで5本のスタンドマイクを前に披露するのはKAITO、REIA、MASAYA、TAKERU、SOUMAによるミディアムナンバー「Skyline」。思わず息を呑むTAKERUの透明感ある歌声は、「メインボーカルを狙う気持ちで」と意気込む彼の本気を窺わせた。高音ボーカルとテクニカルなラップの掛け合いに聴き入っていると、ステージ奥で無二の存在感を放つSOUMAが時折スタンドマイクを倒し、目線を外しながら魅せる大人びた表情に目を奪われる。

 中盤のMCメンバーは進行役のKAITO、“ここはセットでしょ”と自他共に認める仲のISOZAKI TSUBASAとSOUMA、『WARPs DIG』Season1でKAITOとチームメイトだったREI、普段から仲の良いMIZUKIとTOMOKIの6名。KAITOの無茶振りに応えるREIのバク宙からの決め台詞や、「一発芸持ってますか?」という質問にTAKERUの持ちネタだという一発芸を披露するMIZUKIなど、各々が貴重な一面を見せて場を沸かせた。

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 今回のライブではメンバーと同世代のDJ RIONが花を添えるDJタイムも見どころ。「クラブにいる感じで」と呼びかけるメンバーの言葉通り、手慣れた仕草でターンテーブルを回していくと次第に全員がブースに集結し、全身で音楽を楽しんだ。

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