『CENTRAL』は都市型フェスの新常識に? 横浜から世界へ、アートやテクノロジーを駆使した総合的なエンタメの発信地

2025年4月4日~6日の3日間にわたり、横浜で新しい形の都市型フェス『CENTRAL MUSIC & ENTERTAINMENT FESTIVAL 2025』(以下、『CENTRAL』)が開催される。「日本の響きを世界へ」というメインコンセプトを掲げる本フェスは、海外からも注目を集めるアーティストやアート、テクノロジーなど多様なエンターテインメントが集結する総合フェスティバル。「世界(To the World)」「次世代(For the Future)」「共創(By Everyone)」の3つのコアコンセプトを基盤とし、日本発のコンテンツを世界中に届け、エンタメの「中心地」「発信地」としての役割を担う。
イベントの会場となる横浜市みなとみらい地区は、近年、KT Zepp Yokohama、ぴあアリーナMM、Kアリーナ横浜が相次いでオープンするなど、多種多様な音楽施設が集積する「音楽の街」へと成長している。そのような横浜の地の利を活かし、『CENTRAL』では横浜赤レンガ倉庫 赤レンガパーク特設会場、KT Zepp Yokohama、臨港パークといった複数の会場を舞台に独立した魅力を持つイベントが開催され、街全体が巨大なフェス空間となる。

一方、コンセプトどおり、グローバル戦略も特筆すべき点だ。横浜での開催後に台北(4月19日)やクアラルンプール(4月26日)でもイベントを展開し、Kアリーナ、横浜赤レンガ、Zepp New Taipei(台北)、Zepp Kuala Lumpur(クアラルンプール)でのライブパフォーマンスを登録者数1,000万人以上を誇る人気YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」との連携により、グローバル向けにライブ配信。このネットワーク構築は、日本の音楽の多様性と革新性を世界に示す取り組みといえる。

それだけに日本の音楽シーンを代表する豪華ラインナップも本フェス最大の見どころだ。Kアリーナ横浜では乃木坂46、緑黄色社会、キタニタツヤ、結束バンド、角野隼斗、Awich、Creepy Nuts、YZERR、HANAといった日本と世界の架け橋となる求心力を持ったアーティストが出演する「CENTRAL STAGE」を開催。横浜赤レンガ倉庫 赤レンガパーク特設会場ではYOASOBI、MAISONdesを擁する新レーベル「Echoes」がキュレーションする「Echoes Baa」が展開される。

KT Zepp Yokohamaでは、ヰ世界情緒、ClariSといったリアルとバーチャルの垣根を越えた最新型のポップカルチャーを体現するアーティストたちが出演する「VIVAL」、秋山黄色、Cody・Lee(李)ら新世代アーティストたちが共演する「NEW GENE FEST」といった個性的なステージが設けられる。これにより参加者は横浜の街を回遊しながら、日本の音楽カルチャーの最前線を体感できる。
次に臨港パークに設けられる無料エリア「CENTRAL FIELD」にも注目したい。「横浜と音楽、人々とエンタメをつなぐ」をコンセプトとするこのエリアでは、音楽体験にとどまらない多彩なエンターテインメントやサービスが設置される。

ここではまず、本フェスの特徴のひとつでもある最先端テクノロジーとアートの融合を体感することができる。ソニーの空間再現ディスプレイや立体音響技術を活用した「Immersive mobility」では、近未来の没入型ホラー体験を通じて、エンターテインメントとテクノロジーの新たな可能性を提供する。

日向坂46の金村美玖が写真を撮り下ろす展示企画「おもむく」は、3つのコンテナで構成され、横浜の「景色」、『CENTRAL』と同期間に横浜スタジアムで開催される『6回目のひな誕祭』当日に撮影するリアルタイムな瞬間、「日常」という3つの視点から金村の感性を表現。展示にはソニーのデジタル一眼カメラ「α(TM)シリーズ」が使用され、展示写真の一部では『6回目のひな誕祭』当日に撮影した写真が、同社の5G対応ポータブルデータトランスミッター「PDT-FP1」を通してリアルタイムで届けられる。加えて、ロービジョン者向けにソニーの網膜投影カメラキットが貸し出されるなど、多様な参加者を想定した先進的な取り組みも行われる。
