BEYOOOOONDS 清野桃々姫プレイリスト連載「ひめぷれ」第10回
BEYOOOOONDS 清野桃々姫プレイリスト連載「ひめぷれ」 10月は「ネクストブレイクアーティスト」
ーー続いては大阪出身のシンガーHeliさんで「甘風ドライブ」。この楽曲を選んだポイントを教えてください。
清野:Heliさんは私と同い年なんです。そこにもすごく惹かれましたし、同い年とは思えないぐらいかっこよくて、大人びていて、いいなと思って入れました。
ーー「甘風ドライブ」のお気に入りのポイントを教えてください。
清野:歌詞的にはラブソングなんですが、ブラックミュージックっぽい感じのサウンドで、奥深いラブソングを歌われているのがすごく好きでした。あと声が素敵ですね。Heliさんのような唯一無二な歌声に憧れているので、リスペクトの意味も込めて聴かせていただいています。
ーーパワフルな声をされていますよね。「甘風ドライブ」にはAKB48や西野カナさんにも楽曲を提供しているCarlos K.さんが共作曲/編曲で参加されています。
清野:そうですね。そこにもびっくりしました。Carlos K.さんはアイドルソングを多く手がけているイメージがあったんですけど、今回でまた印象が変わりました。
ーー続いては広島出身のバンドUNCUTで「NEON CITY」。
清野:この曲も9月21日にMVが公開されたばかりです。「NEON CITY」はMVから知ったんですが、管楽器を使っているのでサウンドに厚みがあってすごく魅力的ですし、いつか絶対に生で見たいバンドです。
ーートランペットとサックスの音が賑やかで楽しい楽曲です。この曲はどうやって知りましたか?
清野:MVをSNSで偶然見つけました。MVはストーリー性があって面白いんですよね。タイトル通りネオンの光が印象的で雨の日に聴きたいなと思いました。イヤホンでガンガンにして聴きたいです(笑)。
ーー雨の日でも気分を上げてくれそうで、踊りたくなるような曲です。
清野:いつかライブに行って客席で踊りたいです。
ーー実力があっておしゃれなバンドが東京から出てくるわけではなく、地方から出てくるというのが今っぽいなと思いました。
清野:地方のバンドもどんどん注目されてほしいです。東京の対バンライブにも出てほしいなと思いました。
ーー続いてコーラス系バンド・Dannie Mayでキーボードボーカルを務める田中タリラさんから「大人未来図」。
清野:Dannie Mayさんもタワーレコード 渋谷店の未流通コーナーで見つけて、そのあと田中タリラさんのソロワークについても知りました。田中タリラさんはYouTubeやTikTokで、曲のほかにもトラックとかを発表されているんですけど、その中の「味噌汁ダンス」というトラックがすごい可愛らしいのでぜひ聴いてみて欲しいです。本当に聴くだけで田中タリラさんだってわかる感じのものが多くて。そういう面でも田中タリラさんが作るサウンドは魅力的だなと思います。
ーー「大人未来図」も共感性のある歌詞とサウンドがクセになりますね。
清野:可愛らしいサウンドで覚えやすいんですけど、歌詞は悩みなどを描いていたり、奥深さがあるので、そういう面でもクセになります。
ーー中毒性のあるサウンドがTikTokとも相性が良さそうです。
清野:聴いていて心地いいですね。覚えやすいですし、耳に残りやすいと思うので、バズる気がします。実際田中タリラさんは、芸人さんのネタに合わせて効果音をつける動画をYouTubeにアップされていて、それがかなりバズっていましたから。
ーーそうしたきっかけから、楽曲自体も聴いてもらえるようになるのはいいですね。
清野:最近は若い世代が曲を知るきっかけとしてはSNSが主流だと思うので、本当にSNS社会なんだなと実感します。いつどう拡散されていくかもわからないので、いつでもチャンスが転がっているんだなと思って私も頑張りたいです。
ーー今回7組のネクストブレイクアーティストをピックアップしてみていかがでしたか?
清野:以前の「ひめぷれ」でも少しお話ししましたが、昭和の音楽や平成の音楽が好きな方はたくさんいると思うんですね。でも「令和の音楽が好き」と言っている方はまだ見かけていないので、改めて「令和の音楽名人」みたいになれるように頑張りたいなと思いました。
ーー今回選曲してもらったなかで、清野さんなりの「令和っぽさ」は見えてきましたか?
清野:音の厚みですかね……。以前より(DTMなどでの)トラックメイクが主流になって、打ち込みが増えてきているじゃないですか。そういった意味で音の厚みがどんどん増しているなという印象があるので、分厚いサウンドが「令和っぽさ」かなと思います。
11月テーマはお楽しみに!
バックナンバー
・1月:聴けばとにかくハッピーになれる曲
・2月:片思いが楽しくなる曲
・3月:新たな旅立ちに背中を押してくれる応援歌
・4月:春の陽気にお散歩しながら聴きたい曲
・5月:五月病を吹き飛ばす楽曲
・6月:週末自宅でじっくり聞きたい曲
・7月:夏の夜に聞きたい曲
・8月:夏フェスで聴きたい曲
・9月:映画・ドラマ・アニメ主題歌