BEYOOOOONDS 清野桃々姫プレイリスト連載「ひめぷれ」第7回
BEYOOOOONDS 清野桃々姫プレイリスト連載「ひめぷれ」 7月は「夏の夜に聞きたい曲」
BEYOOOOONDS 清野桃々姫によるプレイリスト連載「ひめぷれ」。ブログで毎回目覚まし音として洋邦問わず様々な楽曲を紹介するなど、グループ内でも音楽好きとして知られる清野。同連載では、そんな清野に毎月あるテーマに沿ったプレイリストを紹介してもらう。7月は「夏の夜に聞きたい曲」をテーマに8曲をセレクト。今回はあいみょん「真夏の夜の匂いがする」、フレンズ「夜にダンス」、indigo la End「夏夜のマジック」など、まさにメランコリーで夏の夜に聴きたくなる“エモい”楽曲が選曲されている。(編集部)
7月は「夏の夜に聞きたい曲」をセレクト!
あいみょん「真夏の夜の匂いがする」
フレンズ「夜にダンス」
梅田サイファー「梅田ナイトフィーバー'19」
フィロソフィーのダンス「スーパーヴィーニエンス」
indigo la End「夏夜のマジック」
変態紳士クラブ「yokaze」
きのこ帝国「夏の夜の街」
ゲスの極み乙女。「無垢な季節」
「夏の夜」はアコースティックギターのイメージ
――6月の目標は「映画をたくさん観たり、音楽の幅を広げていきたい」(※1)ということでしたが、最近は何か映画とか観られましたか?
清野:最近は『ピンクとグレー』っていう映画を観ました!
――ブログ(※2)でも感想を書いてましたね!
清野:そうですね! あとは『青の炎』とか観たり……ちょうど私が生まれた年ぐらいの2004年前後の作品とか良いものが多いって気づきましたね。今とカメラのカット割りも違ってたりして新鮮でした。
――なるほど。映画をたくさん観ることで、音楽に対する視野もさらに広がりそうですね。早速ですがプレイリストの話もお聞かせください! 今回はテーマが「夏の夜に聞きたい曲」ということでしたが、清野さんにとっての「夏の夜」ってどんなイメージですか?
清野:なんだろうな……「夏の夜」っていうと打ち込みというよりも生音で、特にアコースティックギターのイメージがあります。私、日比谷野外音楽堂の夏の夜のライブがすごく大好きなので。今回選んだ楽曲は、全部野音でやってほしいぐらいです(笑)。
――そうなんですね。このプレイリストを昨日の夜聴いてたんですけど、夜の落ち着きたい時間帯に馴染む曲ばかりだなと思いました。どういう意識で選曲されたんですか?
清野:私は冷房にあたるのがそんなに好きじゃなくて。夏でも生暖かい空気にあたるのが好きなので、夜に散歩しながら決めたりとかしましたね。
――まず1曲目はあいみょんさん「真夏の夜の匂いがする」をセレクトされてます。まさに、な楽曲ですね。
清野:AメロBメロは、1個1個クセがあって裏切っていく感じがあるんですけど、サビで一気にキラキラしてパーっと開けた感じになるのが好きです! それと、あいみょんさんの曲って自分があいみょんさんになった気分になるというか。
――登場人物に感情移入するということですか?
清野:そうですね。「一緒に」って盛り上がるよりは、一人で聴いて入り込める曲が多い気がします。私自身は、去年の夏のコンサートであいみょんさんの「裸の心」をカバーさせてもらったんですね。私、あいみょんさんの声質と似てるって言われることが多くて。
――あ、たしかに似てますね!
清野:「似合うね」って言っていただくので、あいみょんさんの曲を練習してるんです! この曲も歌うのが楽しいです。
――続いては、フレンズ「夜にダンス」です。
清野:いい流れだなと思って2曲目にしました! この曲って「海に行った帰り道」って感じがするんですよね。楽しい1日の終わりというか。終わって欲しくない時間も終わっちゃうんだみたいな、そういう切なさがあるんですよね。
ーーあー、わかります。
清野:というか、これって意外と5年前の曲なんですね!
――そうなんですよね。
清野:なんかもう気づいたら5年経っている感じで。自分的には新しい曲だと思っています(笑)。でも思えば、当時「あなたへのおすすめ」でサブスクに出てきていましたし、街中でも聴こえてきてましたし、今でも自然と歌える曲なんですよね。今振り返ると、5年経ってるんだな……と思えてきました。
――続いて梅田サイファー「梅田ナイトフィーバー'19」を挙げてますね。梅田サイファーはよくブログでも名前が挙がってる印象です。
清野:私、ライブハウスでライブをやっている梅田サイファーさんがすごく好きなんですよ。
――私も観たことありますがすごくいいですよね。“集団”ならではのパワフルさを感じました。
清野:梅田サイファーさんはメンバーが全員揃わないときとかもあるじゃないですか。そういうときのライブこそ好きで。そのパートを削るのかな? 歌うのかな? っていう。梅田サイファーさんの曲を聴いてると、この曲はこの人が目立っているなとか、このフレーズめっちゃおいしいなとか思うんです。で、この曲に関しては、KOPERUさんからのKZさんっていうパートが好きなんですよね。KOPERUさんは明るいフロウで、KZさんは落ち着いた低めのフロウっていうこのギャップがすごく好きで。癖になります。
――あいみょんさんやフレンズの楽曲とはまた違う雰囲気の曲で、プレイリストのアクセントになってますね。梅田サイファーを知ったきっかけって何だったんですか?
清野:何ですかね……あんまり覚えてないんですけど、R-指定さんは小学生の頃からずっと知っていて。そこから入ったのかも……。でも梅田サイファーさんは、私のラップ好きを加速させてくれた方々ってことは確かです!
――梅田サイファーは、清野さんのラップにハマるきっかけとなった存在なんですね。続いてはフィロソフィーのダンス「スーパーヴィーニエンス」。フィロのスとはもともと交流があったんですか?
清野:フィロのスさんとは、番組で一度ご挨拶させていただいたことがあったんです。モーニング娘。さんとかももいろクローバーZさんとか、AKB48さんとかアイドルが集結した番組だったんですけど。そのときフィロのスさんを知って「ダンス・ファウンダー」って曲を披露されていたんですけど、すっごい惹かれて。特に日向ハルさんの歌声が本当にファンキーでカッコ良くって。一気に引き込まれました。
――パフォーマンスがすごいですよね、歌も上手ですし。
清野:フィロのスさんって、4人とも声のクセとか声色が違うので、聴いていて誰のパートかもわかりやすいですし、ダンスもしながらあの歌唱ができるのは、本当にカッコ良いなと思います。
――その中で、なぜ今回は「スーパーヴィーニエンス」を選ばれたんですか?
清野:最近フィロのスさんをランダムで色々聴いてたんですけど、その中で夜っぽい曲を選びました。R&Bにもいろいろあると思うんですけど、フィロのスさんにはチルな曲だけじゃなくて、アガる曲もありますし幅広いんですよね。「スーパーヴィーニエンス」は落ち着くんですけどほどよくアガれて、このプレイリストにピッタリかと思いました。
――清野さんからみて、フィロのスのリズム感ってどのようなものに感じられますか?グループによってリズムの取り方とかが全然違うなと思うんです。
清野:そうなんです! めちゃめちゃ色々あるんですよ!
――ハロプロは16ビートを徹底的に教え込んでるイメージがありますし、清野さんもそういった環境で練習を積まれてきたと思うんですけど、他のアイドルグループのリズムについてはどう感じてるのかなと気になっていました。
清野:テレビで音楽番組とか観てると、他のアイドルさんはいい意味で違う部分がたくさんあるなって思うんです。ハロー!プロジェクトは自己プロデュースをする部分ももちろんあるんですけど、決まりもあるんですよ。歌でいえばしゃくりすぎないようにするとか。リズムでいえば、研修生の頃から絶対に教え込まれるのが16ビートで。今頃取れていないと本当に何やってんだって話になるんです(笑)。
――フィロのスの曲はハロプロのビート感とは違う良さがありますよね。
清野:はい。ちょっと溜めが入ってたり。後ろに遅らせることでグルーヴ感がすごく出てます。フィロのスさんの曲は「このリズム感正解だ!」って納得するっていうか。本当にカッコ良いなと思います。