BEYOOOOONDS 清野桃々姫プレイリスト連載「ひめぷれ」 4月は「春の陽気にお散歩しながら聴きたい曲」

清野桃々姫、お散歩しながら聴きたい曲

 BEYOOOOONDS 清野桃々姫によるプレイリスト連載「ひめぷれ」。ブログで毎回目覚まし音として洋邦問わず様々な楽曲を紹介するなど、グループ内でも音楽好きとして知られる清野。同連載では、そんな清野に毎月あるテーマに沿ったプレイリストを紹介してもらう。4月は「春の陽気にお散歩しながら聴きたい曲」をテーマに10曲をセレクトしてもらった。春は“寂しい思い出”が蘇るという清野。インタビューでは、そんな清野の思い出話も明かされた。ちなみに今回のプレイリストはシャッフルで聴いてほしいとのことだ。(編集部)

4月は「春の陽気にお散歩しながら聴きたい曲」をセレクト!

モーニング娘。「青春コレクション」
Czecho No Republic「Spring」
MUSH&Co.「明日も」
Dannie May「ユートピア」
SEKAI NO OWARI「プレゼント」
Little Glee Monster「OVER」
Kroi「dart」
MINMI「さくら ~永遠~ feat. 湘南乃風」
久石譲「さんぽ」
ブルーノマーズ「That's What I Like」
女王蜂「夜天」

学生時代に救ってくれたSEKAI NO OWARI「プレゼント」

ーー今回のテーマは、「春の陽気にお散歩しながら聴きたい曲」でした。どのようなイメージで選曲されたんですか?

清野:今回は、私がお散歩の時によく聴いてる曲を選びました。あと、私、春って思い出が蘇ってくる季節なんです。だから自分の思い出に残ってる曲のこともすごく考えました。

ーー確かに明るく爽やかな春らしい曲もあれば、ソウルやファンクの要素が強い所謂“春”というイメージからは離れた楽曲もあったり様々ですよね。なかでも「さんぽ」はまさに“散歩ソング”ですね。

清野:これは最後に浮かんだんです。10曲選ぼうと思って9曲まで決まったんですけど、あと1曲がなかなか決まらなくて……サブスクを見てたら、この曲が出てきて思い出しました。

ーーそうだったんですね(笑)。思い出に残っている曲からもピックアップされたとのことですが、例えばMUSH&Co.「明日も」はどうですか? この曲は“『カノジョは嘘を愛しすぎてる』の主題歌”という印象が強いですが、当時リアルタイムでこの映画を観ていたりとか?

清野:というよりも、自分の中での勝負曲なんです! オーディションを受けてハロプロ研修生に入ったんですけど、その審査でこの曲を歌ったんですよ。

MUSH&Co. - 明日も(MUSIC VIDEO) <映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』>

ーーなるほど!

清野:その当時を思い出す曲です。今でもこの曲を歌ってから本番に臨むっていう自分の謎ルーティーンがあって。すごく声が出やすくなるんです。

ーーこの曲は清野さんにとって大事な曲なんですね。ハロプロにまつわるお話でいうと、モーニング娘。さんの「青春コレクション」は、このプレイリストで唯一のハロプログループの楽曲ですね。

清野:本当に元気が出る1曲です。モーニング娘。'19さんの春のコンサートツアー『BEST WISHES!』で、BEYOOOOONDSがチャレンジアクトを務めさせてもらって。日本武道館で歌ったんです。この曲はまだBEYOOOOONDSの結成前に開催した2018年の『ひなフェス』(ハロー!プロジェクトの春のコンサート)でも歌ったんです(Juice=Juice、一岡玲奈、高瀬くるみ、清野桃々姫が歌唱)。それもあってこの曲を聴いてると懐かしい気持ちになります。曲調も歌詞も前向きなので。ちょうどお散歩にいいかなと思って入れました。

モーニング娘。 『青春コレクション』 (MV)

ーーこのプレイリストには清野さんのターニングポイントに聴いてた曲が多いんですね。

清野:そうですね……実は春がいろんな意味でちょっと苦手なんですよ。

ーーそうなんですか。

清野:転校が多かったこともあって寂しい思い出が多くて。そういう意味でも思い出が蘇ってくる季節です。

ーーこのプレイリストに切ない曲が多いのもそうした背景があるんですね。学生時代に聴いていた曲はどれですか?

清野:SEKAI NO OWARIさんの「プレゼント」にはすごく元気をもらってました。小学校5年生の時の転校先で、SEKAI NO OWARIさんが流行っていたこともあって当時のことをよく思い出します。いろんな学校に通っていたなかで、友人関係がうまくいかなかったこともよくあって。私、“陽キャラ”とか“テンション高め”って思われるんですけど、人と話すのも本当に苦手だし。うまくいかないなってなった時にこの曲に救われました。

SEKAI NO OWARI「プレゼント」

ーーそうだったんですね。この曲は、孤独を感じている聴き手に寄り添いながら、“決してひとりぼっちではない”というメッセージも感じられる曲ですよね。新しい生活に馴染めなかったり不安を抱える人に響く楽曲だと思います。

清野:すっごいいいですよね。放課後1人で歩きながら聴いたりもよくしました。孤独を感じた時とかに聴いてみてほしいです。元気が出ると思います。

ーーCzecho No Republic「Spring」はどうですか?

清野:「Spring」はリズムとかドラムとかコード進行とか全部ひっくるめて春って感じがしますね。冒頭のドラムの入りが完璧にお散歩ソングだと思いました。けどやっぱりグッときたのは、最後の終わり方ですね。

ーー余韻が残る終わり方ですよね。

清野:そうなんです。〈春が今年もまたやって…〉って。お散歩しながら何気なく聴いてたら、そこが気になっておうちに帰ってすぐ歌詞を読んだんです。そしたら実は苦しい恋の歌だったってことにびっくりして。明るい春ソングなんですけど余韻を残す終わり方だったので、気になってずっと聴いてます。

ーー続いてはDannie May「ユートピア」についても聞いていきたいと思います。まずDannie Mayは何がきっかけで出会ったんですか?

清野:Dannie MayさんはBEYOOOOONDSの岡村美波ちゃんと一緒に行ったタワーレコードで見つけました。インディーズのバンドを集めたコーナーで、美波が急にこれやばいわって私に教えてくれたんです。それで聴いてみたらすごく良くって。それで衝動買いしたんです。一度聴いたら忘れられないような曲を作られていたので、Dannie Mayさんの曲は全部中毒性があるんですよね。

ーーその中で「ユートピア」を選ばれたのは?

清野:Dannie Mayさんって低音を打ち出したファンキーな曲を作っているイメージが強いんですけど、そのなかでも「ユートピア」は珍しくキラキラした楽曲で。まだDannie Mayさんを知らない人にも入りやすい曲だと思ってこの機会に選びました。いろんなジャンルの要素が取り入れられてるので、曲ごとにギャップがあるんですよね。

Dannie May「ユートピア」(Lyric Video)

ーー今回のラインナップには、Little Glee Monsterの楽曲も含まれてますね。よく聴かれるんですか?

清野:リトグリさんは私の小学校や中学校で流行ってたんです。当時TikTokが流行る前で、MixChannelが流行ってて私も使ってたんですけど、そのMixChannelにリトグリさんの曲がよく出てきたんです。リトグリさんは世代も近くてかっこいいなって思います。いつか“歌ってみた”をやってみたいです。

ーーそうだったんですね。では「OVER」もそこで出会って?

清野:「OVER」は……どこで出会ったんだろう?(笑) でも、アップテンポで、聴いててすごくテンション上がるんですよね。ジョギングしてた時は毎日聴いてたりもして。

ーーリトグリも清野さんにとっては学生時代を思い出す存在なんですね。

清野:そうですね。よく拝見してます! という感じで(笑)。

Little Glee Monster 『OVER』Short Ver.

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる