『関ジャム』で大特集! indigo la End、ゲス乙女、ジェニーハイ……川谷絵音、各プロジェクトでの縦横無尽な音楽表現
indigo la End、ゲスの極み乙女。、ジェニーハイなどのバンド活動のほか、プロデュース業、楽曲提供、ソロ活動など、きわめて幅広い活動を続けている川谷絵音が、3月14日放送の音楽バラエティ番組『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)に出演。「4個のバンド&ソロを同時進行!川谷絵音の頭の中身を解剖!」をテーマに特集される。
4つのバンドに加え、様々なプロジェクトを主宰、作家としても才能を示している川谷。今回の『関ジャム』の特集では、多岐に渡る活動の全貌を紹介。さらに驚異的なペースで楽曲を作り続ける彼の創作スタンスや、サカナクションの山口一郎、音楽プロデューサーの蔦谷好位置などからの質問に川谷自身が答えるなど、クリエイティブの秘密に迫る内容となっている。
番組放送に際し、ここでは川谷の活動を改めて紹介。それぞれのバンドやプロジェクトで展開される川谷絵音の表現を解説していきたい。
indigo la End
まずは川谷自身が率いる4組のバンドから。2010年に川谷が初めて組んだバンドは、「夏夜のマジック」で知られるindigo la End。洗練されたコード進行、切なさと憂いを感じさせるメロディ、恋愛ソングを中心とした、人と人との繊細な関係を描いた歌詞が特徴の4ピースバンドだ。最新アルバム『夜行秘密』では、生々しいバンドサウンドに回帰。長田カーティス”(Gt)、後鳥亮介(Ba)、佐藤栄太郎(Dr)の優れた演奏技術に裏打ちされたアンサンブルも、さらに深みを増している。川谷は一貫して、「最初に組んだバンドだし、いちばん思い入れがあるのはindigo la End」と発言。ミュージシャンとしての原点とも言えるバンドだ。
ゲスの極み乙女。
川谷、休日課長(Ba)、ちゃんMARI(Key)、ほな・いこか(Dr)のラインナップで2012年に始動したゲスの極み乙女。は、川谷の音楽的才能を世に知らしめたバンド。プログレ、ヒップホップ、ファンクなどを融合させた高度なサウンド、鋭利なラップとキャッチーなメロを組み合わせたボーカルは2010年代前半の音楽シーンに大きな衝撃を与え、「私以外私じゃないの」「ロマンスがありあまる」などのヒットに結びついた。最新アルバム『ストリーミング、CD、レコード』では、現行のオルタナR&B、ヒップホップなどに接近。時代の潮流を巧みに取り入れながら進化を続けている。
ジェニーハイ
中嶋イッキュウ(Vo/tricot)、小籔千豊(Dr)、くっきー!(Ba/野性爆弾)、新垣隆(Key)そして、川谷。バンドシーン、お笑い、現代音楽を代表する才人が集結したジェニーハイは、バラエティ番組『BAZOOKA!!!』(BSスカパー!)をきっかけに結成されたバンドだ。ギターロックからヒップホップまでを網羅する幅広い音楽性、個性と技術を共存させたバンドサウンド、エンターテインメント性に富んだ歌詞が一つになったスタイルは、際立った独創性に溢れている。メンバーそれぞれのキャラを活かし、トークやコント、即興演奏を交えたステージもこのバンドの魅力。9月25日には初のアリーナ公演が予定されるなど、ライブの規模も拡大している。