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連載「Signal to Real Noise」第二回:Newspeak

Newspeakが語る“リバプールと日本の違い”「クリエイティブになろうというムードが出てくる」

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「リバプールはオタクみたいな子も、ギャルみたいな子も音楽を知ってる」 

ーーReiさんはリバプールに行く以前からUKロックに惹かれていた時期はあったんでしょうか。

Rei:そうですね。UKロックという線引きはしてなかったんですけど、気付いたら好きなバンドはUKのバンドが多かった。ただ、それだけじゃないです。USにも日本の音楽にも好きなのはたくさんありますし。

ーーリバプールではバンドも組んでいたんですよね。過ごしていた時期に刺激になったこと、吸収したことは?

Rei:僕はローカルのライブハウスによく出てたんですけど、刺激になったのは、お客さんの層が広かったことですね。おじいちゃん、おばあちゃんから、オタクみたいな子も、ギャルみたいな子も、みんな音楽を知ってる。そういう人たちがいる中だと、すでに聴いたことあるようなバンド、たとえばThe Strokesそのままみたいなバンドは、格好良くてもみんなそんなに盛り上がらないんですよ。「これThe Strokesじゃん」みたいな感じで終わっちゃうんです。でも、そこから一つ努力してるバンド、面白いなと思うバンドにお客さんが反応する。そういう風に反応してくれるからバンドにもクリエイティブになろうというムードが出てくる。それが刺激になりました。

ーーそういう背景があったから、Newspeakでやることも、ジャンルやロールモデルを考えることはなかった。

Rei:話さないですね。

Yohey:そもそもUKということすら気にしてないんですよ。

ーー真ん中にReiさんのメロディと声があって、結果として出来上がっているバンドサウンドがあるということですね。特にライブを見ると、お客さんと共有できる空気感を大事にしているバンドなんじゃないかと思ったんです。それは結成してから変わらずにある感覚でしょうか。

Yohey:ライブが今みたいに自分たちでも楽しくやるようになったのは、最近かもしれないですね。ここ数カ月、ライブが急に楽しくなってきた。

Ryoya:結構、メンタルは弱いんですよ。お客さんの反応を気にしちゃうところがあって。普段は仲いいんですけど、ライブになるとお客さんのノリに飲まれてバラけちゃうんです。殻にこもるタイプなんで。それを気にしないようになってからかな。

Rei:自分たちが一番楽しいのがお客さんも一番楽しいから、楽しいのを観てもらおうということに気付いたという。

Steven:「とにかく楽しくやろう」ってやってるライブは反応もいいし上手くいくけど、「今日は偉い人が来るから頑張ろう」みたいなライブは上手くいかないことが多いかな(笑)。

Yohey:自分たちのホームなのに大コケして一瞬でアウェイにしたりもあったね(笑)。

Ryoya:最初の頃はそういう風にみんないろいろ考えて、お客さんの反応とか、今日はこういうイベントだからどうしようかとか考えたりしたんですけど。最近は自由になってきてると思います。ライブの見せ方も変わったし、みんなの演奏のやり方、呼吸の合わせ方も成長してきていると思います。

ーー曲の原型はReiさんが書いてるんですよね?

Rei:今はそれが多いですけれど、そうじゃないこともあります。たとえばStevenと僕が作ったり。

ーー曲を作っていて「これはちょっと違う」とか「これはNewspeakっぽくない」という感じになることはあります?

Rei:そこは結構わがまま言わせてもらってるかな。

Steven:そうだね。たぶんReiが違うと思ったらみんな違うと思うから。

Rei;みんなメロディを尊重してくれるところがあって。メロディがハマらなかったら全体を変えてくれたりする。

Steven:ただ「Newspeakっぽさ」みたいなのは最近できてきた気がする。最初は「この曲Newspeakじゃないな」ってのはなかったけど、最近見えてきたことがあるというか。

ーーそれはどういう感覚?

Steven:なんだろう。ノリかな。

Yohey:パワーかな。

Rei:僕は最初に言ったみたいに、自分が歳をとった時に聴いても、ちゃんとその時が深く思い出せる音楽をやりたいと思っているんで。そこは変わってないですね。

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