筋肉少女帯の記事・ニュース・画像一覧
大槻ケンヂ(vo)のサブ・カルチャー全般へのオマージュが、ハード・ロック/ハードコア・パンク/ミクスチャーをベースとした轟音へヴィ・サウンドのなかで大爆発。——日本ミュージック・シーンにおける最強かつ最高の異端バンド、それが筋肉少女帯なのだ。その歴史は意外と古く、82年に大槻と竹馬の友・内田雄一郎(b)にて結成。有頂天のケラ主宰のナゴム・レーベルより、85年に「とろろの脳髄伝説」を発表。ナゴムのレーベル・カラーゆえか、当時はキワモノ的お笑いバンドといった風情もあったが、石野卓球(電気グルーヴ)率いる「人生」と共に、いわゆるナゴム・ギャルから熱狂的な人気を博していた。数々のメンバー・チェンジを経て音楽的素養を向上させていった彼らは、88年、シングル「仏陀L」にてメジャー・デビュー。その後、日本のインド・高円寺讃歌ともとれる「日本印度化計画」、失恋男の悲哀を高木ブーに喩えた「高木ブー伝説」が話題となり、徐々に知名度を上げていく。また、90年に発表されたアルバム『サーカス団パノラマ島へ帰る』は、江戸川乱歩的なオドロオドロしい詞世界とハイ・テンションなサウンドが拮抗した90'sジャパニーズ・ロックを代表する1枚といえる。唯一無比の独自性を獲得した彼らはその後、『月光蟲』、『断罪!断罪!また断罪!!』といった「名作にして問題作」を生み出した。——99年に活動休止したが、2006年に活動再開。
大槻ケンヂ×ISHIYAが語る、80年代ハードコアの衝撃 「完全に『マッドマックス』の悪影響(笑)」
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