屋比久知奈『モアナと伝説の海』モアナ役の声優に 「夢なんじゃないかって何度も思いました」

『モアナと伝説の海』日本版ヒロイン決定

 ディズニー・アニメーション最新作『モアナと伝説の海』より、日本語吹替版キャストのモアナ役が発表された。

 本作は、ポリネシアの島々で語り継がれる神秘的な伝説を基にした冒険ファンタジー。海に選ばれた少女・モアナが、愛する人々と世界を闇から守るため、傷つき悩みながらも大海原へと旅立つ模様を描く。

 モアナ役を務めるのは、オーディションで選ばれた沖縄県出身の屋比久知奈。英語版のモアナ役を担当するアウリィ・カルバーリョは屋比久について、「彼女はとても素晴らしいわ。私も南の島で育ち、本作が映画デビュー作。そういう意味で私たちは同じなんです」と話し、「私たちの歌声は似ている」「モアナの歌は心に響く歌ばかりですが、彼女の歌声からそういうパワーを感じることができました」と語った。

 一方の屋比久はカルバーリョについて、「友達というより家族のような存在に近いと感じました」とコメント。また、「本当に夢みたいで信じられなかったです。朝起きて、夢なんじゃないかって何度も思いました」とモアナ役が決まった時の心境を口にし、「モアナは新しい世界に踏み出し、悩みながら一歩一歩強く進んでいきます。誰もが経験することなので、たくさんの方々に共感して頂けると思います」と話した。

 ディズニー担当者は「“モアナ”はただヒロインというだけでなく、冒険を通して成長し、体現する演技力、16歳のフレッシュさ、さらに心情を伝えられる歌唱力も必要という非常に難しい役です。ディズニーヒロイン史上最高規模のオーディションとなったモアナ探しですが、日本のモアナと呼べる人こそ“屋比久知奈”さんでした」と起用理由を明かしている。

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■公開情報
『モアナと伝説の海』
3月10日(金)全国ロードショー
監督:ジョン・マスカー&ロン・クレメンツ
製作:オスナット・シューラー
製作総指揮:ジョン・ラセター
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
原題:「Moana」
(c)2016 Disney. All Rights Reserved.

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