2016年9月の記事一覧

(93件)
平手&長濱、『徳山大五郎』に見る演技の上達

欅坂46・平手友梨奈&長濱ねる、演技上達の鍵を握るのは嶋田久作? 『徳山大五郎』での成長を見る

嶋田久作といえば、『帝都物語』で演じた加藤保憲の強烈すぎるインパクトが未だに消えない、日本を代表する個性派俳優だ。名バイプレーヤ…

『スーサイド・スクワッド』悪人の描き方

『スーサイド・スクワッド』が悪役たちを“人間らしく”描いた理由ーーデヴィッド・エアーの真意は?

経済の中心地で映画の街として名高いロサンゼルスに、強盗や殺人、売春・麻薬ビジネスなどがはびこる「全米で最も危険」と呼ばれている地…

『誰かの木琴』で常盤貴子が演じる狂気

ストーカーが怪物として描かれない怖さーー『だれかの木琴』で常盤貴子が演じる狂気

「なにが起こったんだろう、あのひとに」。あまりに映画の核心を突く独白に思わず口元が緩みそうになるが、美容師の海斗(池松壮亮)にと…

『君の名は。』の出会いは“運命”か

『君の名は。』の出会いは“運命”と呼べるのかーー設定と展開から考える、物語のはじまり

ボーイ・ミーツ・ガールに“運命”などありえない。  ケイト・ベッキンセイルとジョン・キューザックがニューヨークのデパートでお互い…

山下敦弘と李相日の15年(中編)

山下敦弘と李相日の“奇妙な一致”ーー両監督の15年から探る、日本映画の分岐点(中編)

新作『オーバー・フェンス』『怒り』が奇しくも同日に公開される山下敦弘と李相日は、2001年にそろって監督デビューするとすぐさま高…

『SING/シング』プレミアにキャスト集結

『SING/シング』プレミアイベントにマシュー・マコノヒーやスカーレット・ヨハンソンら集結

『ペット』に続く、ユニバーサル・スタジオ×イルミネーション・エンターテインメントのタッグ作『SING/シング』のプレミア上映が、…

サエキけんぞうの『君の名は。』評

サエキけんぞうの『君の名は。』評:アニメだから表現できた、人物と都市描写の“快感”

『あまちゃん』以来、NHKの朝ドラを見る習慣がついてしまった。『ごちそうさん』『花子とアン』からは、明治~大正~昭和の舞台が多く…

欅坂46菅井友香『徳山大五郎』で個性発揮

欅坂46・菅井友香の“お金持ちお嬢様キャラ”はどう活きる? 『徳山大五郎』で際立つ個性を考察

“菅井友香=お金持ちのお嬢様”というキャラクターは、もう欅坂46結成当初から揺るがないイメージである。『欅って、書けない?』での…

“団地映画”としての『アスファルト』の魅力

フランスの“団地”を舞台にした、新たな群像劇ーー『アスファルト』が物語る日常の奇跡

この不思議なタイトルのフランス映画は、ひんやりとした透明感に満ちていて、どことなくおかしくて、じんわりと優しい。まるで心の湖にひ…

『ハドソン川の奇跡』NYプレミア開催

イーストウッド、『ハドソン川の奇跡』NYプレミアで日本へメッセージ 「私にとっては特別な国」

クリント・イーストウッド監督最新作『ハドソン川の奇跡』のニューヨーク・プレミアが、現地時間9月6日に米ニューヨーク・リンカーンセ…

『グランド・イリュージョン』奇術映画の魅力

『グランド・イリュージョン』続編に見る、マジックと映画の相性ーー物語に仕組まれた“トリック”とは

“イリュージョン”という言葉を聞いて、即座に“ツムラ・イリュージョン”というイベントを思い出したとしたら、それは間違いなくアラフ…

『星ガ丘ワンダーランド』に見る俳優界のいま

『星ガ丘ワンダーランド』『怒り』『何者』……日本映画界のいまが見える、豪華キャストの群像劇

主演の中村倫也をはじめ、新井浩文、菅田将暉、杏、市原隼人、松重豊ら、今の日本映画界を支える実力派俳優がバランスよくキャスティング…

『ハード・プロブレム』試写会にご招待

ナショナル・シアター・ライヴ『ハード・プロブレム』試写会に10名様をご招待

“ナショナル・シアター・ライヴ”シリーズ『ハード・プロブレム』が、9月30日からTOHOシネマズ 日本橋ほかにて全国公開される。…

小野寺系の『後妻業の女』評

遺産狙いの悪行がなぜ説得力を持つのか? 『後妻業の女』が描く人間の欲望

寝っ転がって大福でも食べながら、見るつもりのなかったTVドラマをぼんやり眺めているとき、ごくたまにドラマの内容にハッとして、画面…