『さよならララ』“本物のセル画”を使用したOPが話題 『メイドインアビス』つくしあきひとも「万感」

 オリジナルTVアニメ『さよならララ』のオープニング映像が公開され、一部のカットに使われた本物のセル画と、関係者の直筆によるクレジットが話題を呼んでいる。

 作品公式Xでは、オープニングの一部にアナログ作画を用いたカットを使用していると説明し、デジタルで描かれる色鮮やかな作風とは異なる、手描きならではの柔らかさや奥行きを楽しんでほしいと呼びかけた。クリエイティブプロデューサーの森山菜月氏も、「セル画みたい」なのではなく、実際の「セル画」であり、撮影台を使って撮影したものだと明かしている。

 さらに映像を印象づけているのが、画面を流れる手書きのクレジットだ。監督の小出卓史によれば、クレジットには関係者が紙に直筆した文字を使用。それらをグラフィックデザイン担当の濱祐斗氏と山口真生氏が細かく整えたという。

 オープニングテーマ「さよならララ」の作詞・作曲を手がけたいきものがかりの水野良樹も、自筆クレジットの制作に参加した。水野は、小出監督らから名前を書くためのシートが送られてきたことをXで紹介。編曲を担当した亀田誠治にも書いてもらい、「主題歌班」として作品の仲間に加わったようでうれしかったと喜びをつづっている。小出も水野の投稿を受け、「OPのクレジットは皆さまの直筆によるものです」と、あらためて協力への感謝を伝えた。

 いきものがかりによる「さよならララ」は、本作のために書き下ろされた楽曲。吉岡聖恵が歌唱し、水野が作詞・作曲、亀田が編曲を担当している。

 『さよならララ』は、アニメーション制作会社・キネマシトラスの15周年記念作品として制作されたオリジナルTVアニメ。人間の王子との恋が実らず、泡となって海へ消えた人魚姫ララが、約200年の時を経て現代の琵琶湖に蘇り、もう一度「本当の愛」を探す物語だ。今回のオープニングは第2話から本編に加わった。

 そして、この映像には漫画『メイドインアビス』の作者・つくしあきひとも反応している。同作のTVアニメシリーズもキネマシトラスが制作しており、小出は2022年に放送された第2期『メイドインアビス 烈日の黄金郷』で、オープニングの絵コンテと演出を担当している。

 つくしは放送開始前の6月13日に『さよならララ』の第1話試写会へ参加したことを報告。その際、第2話から流れるオープニングも一足早く鑑賞し、あまりにも「万感のやつ」で泣いてしまったとして、「きっといい冒険になる」と期待を寄せていた。

 実際に第2話が放送されると、つくしは「万感のグランドエンディングみたいなOP…!!」と再び投稿。本編についても「2話からの滋賀大冒険とても面白い」と絶賛し、「取り落として歪んだココア缶の美しさ」にも言及した。琵琶湖については、その大きさに驚き、「いちいち湖と言われないと分からないほど見た目が海」と独特の表現で感想をつづっている。

 200年の時を超えて蘇る人魚姫の物語を、セル画の質感と関係者一人ひとりの筆跡で包んだ映像は、デジタル全盛の現在だからこそ強い印象を残す。公式は近日中にオープニングが完成するまでを追ったメイキング映像も公開するとしており、制作過程が明かされれば、さらに注目を集めそうだ。

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