『スピン/spin』第15号刊行へ カンザキイオリ新作や豪華連載陣が集結

雑誌『スピン/spin』(河出書房新社)が3月26日(木)に発売される。
オールジャンルの雑誌「スピン」は今回で第15号。ポール・コックスの絵と共に「表紙」を飾るのは作家・カンザキイオリの「ことば」。「表紙」と「目次」の紙は株式会社竹尾に協力のもと、現在庫限りとなった紙や、新しい紙など、毎号違う「紙」を使用している。
表紙の紙=「GAクラフトボード – FS シルバーウォール」*販売中
https://www.takeo.co.jp/finder/search/details.php?d_id=520
目次の紙=「ピケ アイス」*限在庫限り
https://www.takeo.co.jp/finder/search/list.php
表紙はナチュラルな色合いが特徴、古紙パルプ100%の厚紙「GAクラフトボード」。目次は畝のような縞模様と、ブレンドされた細かなつぶが特徴のファインペーパー「ピケ」。どこか温かみを感じさせる2つの資材でお届け。
ジャンルを超えた豪華小説連載陣(一穂ミチ、大森美香、尾崎世界観、恩田陸、桜木紫乃、澤田瞳子、堂場瞬一、平松洋子、藤沢周)はもちろん、今号も注目の書き手による小説を掲載。
巻頭は『あの夏が飽和する。』や『親愛なるあなたへ』『自由に捕らわれる。』など数々の話題作を放つ作家・カンザキイオリの最新小説「命に嫌われている。」冒頭50枚を特別掲載。「私の裸は。」から始まる本作は、「生」の“瞬間”と“永遠”の苦悩や違和に正面から向かい合った、著者の飛躍作だ。6月に単行本の刊行も予定されている。
「死んでもこの家におる」という言葉を残してこの世を去ったウタは、その言葉通りに……デビュー作『をんごく』で「横溝正史ミステリ&ホラー大賞」大賞・読者賞・カクヨム賞の三冠を受賞した北沢陶は、恐怖と情が溢れ出す短篇「みまもり」を、新刊『死期か、これが』が話題の気鋭・杉森仁香は、日常が一瞬で変容するショートショート「ガチモン」を発表。
アクスタが密かなブームになっている、来年(2027年)没後40年、再来年(2028年)には生誕100年を迎える唯一無二の作家・澁澤龍彦の小特集「はじめての澁澤龍彦」。監修はアンソロジスト・文芸評論家の東雅夫。東による極上の澁澤案内「『はじめての澁澤龍彦』の方へ」&「関連人脈図」、さらに「私の好きな澁澤龍彦」には市川春子(漫画家)、荻堂顕(作家)、クラフト・エヴィング商會(作家・装幀家)、山尾悠子(作家)が登場。
創業140周年特別企画「140人・140冊・この1文」第3回が掲載。各選者がそれぞれの「河出の1冊」をセレクト。作中の「この1文」、作品への想いが込められた「コメント」と、デザイナーの寄藤文平による描き下ろしイラスト「ふくろうさん」とともに発表。バラエティに富んだ選者は、河出書房新社全従業員からの推薦をもとに人選・寄稿依頼した。
第3回の選者は下記の25名
【選者=石井隆広(書店員)/伊藤亜紗(美学者)/大内学(書店員)/okadada(DJ)/小津夜景(俳人)/小原晩(作家)/岸波龍(機械書房店主)/指田珠子(宝塚歌劇団演出家)/芝健太郎(書店員)/髙城晶平(cero / Shohei Takagi Parallela Botanica)/高野知宙(作家)/田村友里絵(書店員)/中澤めぐみ(書店員)/中村江梨花(書店員)/難波優輝(美学者)/林宏司(脚本家)/福田節郎(小説家)/塀(漫画家)/星真一(書店員)/前島亜美(声優)/松村幹彦(図書館流通センター)/松本麻子(書店員)/森岡葉子(書店員)/山本莉会(文筆家)/吉田靖直(ミュージシャン・トリプルファイヤー)】
読書猿の連載「複合バイアス──連鎖・併発・ループする認知バイアス」第2回は、福祉の女王と言われたシカゴの女性リンダ・テイラーをモデルにした逸話からスタート。
最果タヒがキャラクターに捧げる「詩」の連載「キャラクターの血のみずうみに、ぼくの瞳が映ってる」第12回は「チェンソーマン詩集」。
エッセイはコラムニストの犬山紙子、『Θ(シータ)の散歩』が話題の作家・富田ララフネ、芸人の永田敬介、イラストレーターのマツオヒロミが登場。二次元オタクの話から仕事の話まで。
歌人・千葉優作の短歌「椿の冬」が醸し出す寂しさと、その中に漂うユーモアにも注目。
「コラム日々」には、小原晩の新刊『風を飼う方法』のデザインを手掛けたグラフィックデザイナー・映像ディレクターの岡本太玖斗、詩人でドキュメンタリー詩誌「詩あ」編集長の南田偵一が寄稿した。
「本の話」はデザイナーの水戸部功が登場。さらに声優・斉藤壮馬の異色の連載エッセイ「書を買おう、街へ出よう。」、書評家・ゲーム作家の渡辺祐真の連載「詩歌の話」に加えて、好評連載書評「絶版本書店 手に入りにくいけどすごい本」では言語学者の川添愛、書店員の山中由貴が「絶版本」への熱い思いを語った。
「紙の話」は特別編でお届け。アルビレオの草苅睦子、岡本洋平、花山周子による「かみのはなし」。
[冒頭特別掲載]
・カンザキイオリ 命に嫌われている。
[短篇]
・北沢陶 みまもり
[ショートショート]
・杉森仁香 ガチモン
[小特集]はじめての澁澤龍彦(東雅夫=監修)
・東雅夫「はじめての澁澤龍彦」の方へ
・澁澤龍彦関連人脈図(東雅夫=編)
・私の好きな澁澤龍彦
市川春子/荻堂顕/クラフト・エヴィング商會/山尾悠子
[エッセイ]
・犬山紙子 消えないための聖域
・富田ララフネ 自分の踊りを踊ればいいんだよ
・永田敬介 海外で髪を切るだけの番組
[絵とエッセイ]
・マツオヒロミ 夢の街
[短歌]
・千葉優作 椿の冬
[創業140周年特別企画/140人・140冊・この1文]第3回
・選者=石井隆広/伊藤亜紗/大内学/okadada/小津夜景/小原晩/岸波龍/指田珠子/芝健太郎/髙城晶平/高野知宙/田村友里絵/中澤めぐみ/中村江梨花/難波優輝/林宏司/福田節郎/塀/星真一/前島亜美/松村幹彦/松本麻子/森岡葉子/山本莉会/吉田靖直
・絵+ロゴ=寄藤文平(文平銀座)
[連載小説]
・一穂ミチ ハイランド美星ヶ丘(第15回)
・大森美香 花と葉(第13回)
・尾崎世界観 すべる愛(第12回)
・恩田陸 そして金魚鉢の溢れ出す午後に、(第15回)
・桜木紫乃 だから(前篇)
・澤田瞳子 おぼろ影(第4回)
・堂場瞬一 連作 罪と罪(第14回)
・平松洋子 ササエさん(第2回)
・藤沢周 利休残照(第15回)
[連載詩]第12回
・最果タヒ キャラクターの血のみずうみに、ぼくの瞳が映ってる――チェンソーマン詩集
[連載論考]第2回
・読書猿 複合バイアス──連鎖・併発・ループする認知バイアス
[連載書評/絶版本書店 手に入りにくいけどすごい本]
・川添愛 苦難を乗り越えた美と技
・山中由貴 それでもなにかできることがあるとすれば
[本の話]第15回
・水戸部功 narrower and deeper
[紙の話]第15回 特別編
3人のデザイナーによる「かみのはなし」
・アルビレオ(草苅睦子) アルビレオのカミ棚
・岡本洋平 折り目正しいデザイン
・花山周子 ゴミっぽくてかわいい
[詩歌の話/詩歌の楽園 地獄の詩歌]第15回
・渡辺祐真 読み手の身体に影響を及ぼす装置「詩」
[連載エッセイ/書を買おう、街へ出よう。]第15回
・斉藤壮馬 「かなしみは慈しみと」
[コラム日々]
・岡本太玖斗
・南田偵一
[紙のなまえ]
[WEBスピン連載作品]
・佐々木譲「路上の輝き」 https://spin.kawade.co.jp/reading/4379/
・内田博仁「自閉症のぼくは小説家」 https://spin.kawade.co.jp/reading/4310/
■書誌情報
『スピン/spin』第15号
価格:330円(税込)
発売日:2026年3月26日
出版社: 河出書房新社























