フランス人ジャーナリストが見た日本社会の実像 西村カリン『日本「完璧」な国の裏側』

日本在住のフランス人ジャーナリスト・西村カリンの『日本 「完璧」な国の裏側』(河出書房新社)が1月27日(火)に発売される。
【画像】日本在住のフランス人ジャーナリスト・西村カリンの最新刊『日本 「完璧」な国の裏側』
フランスに生まれ、坂本龍一へのリスペクトから日本カルチャーに親しみ、日仏のメディアで働きながら日本社会を見つめ続けてきた、フランス人ジャーナリストの西村カリン。官邸の記者会見や、テレビ番組のコメンテーター等、その鋭い観察と発言はたびたび注目を集めてきた西村カリンが、フランスの読者へ向けて日本を分析・紹介した新著『日本 「完璧」な国の裏側』の日本語版が発売される。
1970年生まれの西村は、公共ラジオ「ラジオ・フランス」およびフランスの日刊紙「リベラシオン」の特派員として現在も東京を拠点に活動。2004年から2020年まではAFP通信東京特派員を務め、日本の姿を世界に発信してきた。扱うテーマは、政治、メディア、安全、司法、社会的関係、家父長制、教育、高齢化、働き方、移民、ポピュラーカルチャーなど、多岐にわたる。2002年から日本に在住し、日本人男性と結婚、2人の子どもの母でもある西村のまなざしは、海外メディアとして「外」からの観点でありながら、同時に日本での生活に深く根差したものでもある。
本書では、現代日本が抱えるさまざまなテーマに切り込み、海外の視点からは「完璧」とされがちな日本のイメージの裏側にある構造的な問題が描かれる。フランスを中心とした国際的な比較も織り交ぜ、日本社会の特異性と善悪両面をあぶり出す考察は、フランスはもちろん、日本の読者にも深い示唆を与えるだろう。
ライターの武田砂鉄は「なぜ日本はずっとこんな感じなのか。変わらない、変われない、この国の錆びついた常識を問う。」と推薦コメントを発表している。
『日本 「完璧」な国の裏側』目次
序文
第1章―民主主義的理想の裏側
第2章―政治:絶対的な権力を握る政党の支配下で
第3章―メディア:監視された自由
第4章―世界で最も安全な国?
第5章―司法:厳しさと常識外れの手続き
第6章―社会的関係:自分の立場をわきまえる
第7章―変化を拒む家父長制社会
第8章―教育:従順なサラリーマンの育て方
第9章―高齢化:悲観論と創意工夫の狭間で
第10章―労働:社会的義務
第11章―移民:裕福な海外駐在員から難民申請者まで
第12章―ポピュラーカルチャー:搾取される情熱
結び―日本と外部世界との複雑な関係
原註
参考文献一覧
著者紹介
西村カリン KARYN NISHIMURA-POUPÉE
1970年フランス生まれ。ジャーナリスト。ラジオ局、テレビ局を経て、1999年から2004年までフリーのジャーナリストとして日仏で活動。2004年末から2020年2月までAFP通信東京特派員を務め、現在は仏の公共ラジオ「ラジオ・フランス」および仏の日刊紙「リベラシオン」の特派員。著書に『フランス人ママ記者、東京で子育てする』(石田みゆ訳)、『フランス人記者、日本の学校に驚く』など。Les Japonais(日本人、未邦訳)が2009年に渋沢・クローデル賞を受賞。近著に初の小説L'affaire Midori(みどり事件、未邦訳)。2002年より日本在住、現在は日本人の家族と共に東京に暮らす。
訳者
村松恭平 Kyohei Muramatsu
1984年生まれ。翻訳者。フランス語講師。上智大学外国語学部フランス語学科卒。東京外国語大学大学院博士後期課程単位取得満期退学。訳書に『ジャーナリズムの100語』『ウクライナの地政学』『北欧神話100の伝説』『100語でわかるBOBO(ブルジョワ・ボヘミアン)』(以上、白水社文庫クセジュ)ほか。
■書誌情報
『日本 「完璧」な国の裏側』
著者:西村カリン
訳者:村松恭平
価格:2,420円(税込)
発売日:2026年1月27日
出版社:河出書房新社


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