【bookfan】2025年・年間ベストセラー 書籍ジャンルトップ20公開! 幅広いジャンルから最も売れた本は?

【bookfan】2025年・年間ベストセラー発表

 LINE Digital Frontier株式会社が運営する『bookfan』は、書籍や雑誌を豊富に取り揃える全国一律送料無料のオンライン書店。確実な在庫管理と迅速な配送が支持されていて、幅広い世代の読書ニーズに応えているサイトだ。今回、2024年11月1日から2025年10月31日までの販売データをもとにした「年間ベストセラー」を紹介する。話題作から定番まで、1年間で最も売れた書籍が一目でわかるランキングだ。

『bookfan』2025年書籍年間ランキング発表!

1位 えんみさきこ(作)かわはらみずまる(絵)『はじめての「からだ」と「性」のえほん だいじだいじどーこだ?』(大泉書店)
2位 うたまるごはん、北嶋佳奈(監修)淵江公美子(監修)『うたまるごはんのかんたんフリージング離乳食・幼児食』(Gakken)
3位 りよ子『すべてを蒸したいせいろレシピ』(Gakken)
4位 小学館辞典編集部『タッチペンで音が聞ける!はじめてずかん1000 英語つき』(小学館)
5位 鈴木のりたけ『大ピンチずかん 3』(小学館)
6位 『大阪・関西万博ぴあ』(ぴあ)
7位 フィリッパ・ペリー(著)高山真由美(訳)『子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本』(日経BP日本経済新聞出版)
8位 『ポケットモンスターポケモン大図鑑1020+』(小学館)
9位 ビル・パーキンス(著)児島修(訳)『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』(ダイヤモンド社)
10位 大岩秀樹『大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎文法編』(ナガセ)

※2024年11月1日~2025年10月31日における人気ランキング。

 年間トップ10は、児童書からレシピ本、自己啓発や万博ガイド本まで、幅広いジャンルの話題作がラインナップ。早速上位10作品を紹介していこう。

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■1位『はじめての「からだ」と「性」のえほん だいじだいじどーこだ?』

えんみさきこ(作)かわはらみずまる(絵)『はじめての「からだ」と「性」のえほん だいじだいじどーこだ?』(大泉書店)

 性教育の入門書”としての話題作が、年間1位に輝いた。性教育の早期化が進む中、家庭で「どこから始めればいいかわからない」親にとっての最適な入門書として支持を集めた。「自分のからだを知ることは“自分を守る力”を育む」というテーマも人気を得た。かわはらみずまるによる親しみやすいキャラクターと、えんみさきこによる丁寧でやさしい解説が好評で、口コミでの評価の高さやメディアでの露出も多く、売り上げが大きく伸びたことも1位となった理由であろう。

 

■2位『うたまるごはんのかんたんフリージング離乳食・幼児食』

うたまるごはん、北嶋佳奈(監修)淵江公美子(監修)『うたまるごはんのかんたんフリージング離乳食・幼児食』(Gakken)

 

 本書はInstagramを中心にSNSで多くの人々に支持される、うたまるごはん氏による初の著書が堂々2位にランクイン。簡単でおいしい離乳食&幼児食の教科書としてベストセラーとなった。共働き家庭の増加やタイパ重視のトレンドにより「作り置き」「冷凍ストック」へのニーズが高まる中、離乳食・幼児食の分野でもフリージングレシピが一大ジャンルに。本書はその中でも「ちゃんと作りたい」というニーズと栄養バランスが評価された。はじめての離乳食・幼児食にチャレンジしたい人や、離乳食・幼児食を見直してみたいと考えている人からも高い人気を得て、1年間を通じ安定した売れ行きを見せた。

 

■3位『すべてを蒸したいせいろレシピ』

りよ子『すべてを蒸したいせいろレシピ』(Gakken)

 せいろブームを牽引し、料理レシピ本大賞を受賞した一冊が3位に。時短もダイエットも美肌も、三拍子が揃った“蒸し料理”は、幅広い世代に人気となった。1年中使える究極の時短レシピとしても人気を博し、家庭料理の中で「揚げない・焼かない」の新しい選択肢を広げた点でも話題を振りまいた。

 

 

■4位『タッチペンで音が聞ける!はじめてずかん1000 英語つき』

 幼児向け図鑑市場で根強い人気を誇るシリーズ。タッチペンで音声が再生され、英語も学べる仕組みは、子どもに勉強を楽みながらやってもらいと願う保護者にとってニーズが高い。ギフトにもマッチしていて、年間を通してランキング上位を維持した。

■5位『大ピンチずかん 3』

 勢いがとどまることを知らないすずきのりたけ氏の「大ピンチずかん」の最新刊。シリーズ累計270万部(2025年9月)を超える話題作の第3弾で、身近な“ピンチ”をコミカルに描いたユーモアと学びのバランスは多くの読者を惹きつける。

■6位『大阪・関西万博ぴあ』

 大盛況で幕を閉じた2025年の大阪・関西万博では、情報誌やガイド本が高セールスを記録。本書は、出展情報や会場アクセス、イベント情報がまとまった1冊として信頼され、万博ガイド本の中で最も売れた一冊となった。

■7位『子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本』

 イギリスの心理療法家フィリッパ・ペリーによるベストセラー。親子関係の基本をやさしい言葉で整理し、“親に読んでほしい”というタイトルも話題となり、親世代を中心に支持されて7位にランクインとなった。

■8位『ポケットモンスターポケモン大図鑑1020+』

  1025匹のポケモンを完全公開した最新作がランクイン。『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット ゼロの秘宝』までに登場したポケモンをタイプ別に紹介している。進化やフォルムチェンジなど、ビジュアルを見開きページ内に収めていて、大判で一目で理解しやすい構成になっているのも高評価となった。

■9位『DIE WITH ZERO』

 2020年に発売された本書は、お金の「貯め方」ではなく「使い切り方」に焦点を当てるという、これまでなかった「人生とお金の新しい価値観」を伝えるテーマが話題となっていて翻訳本の中でも異例のロングセラーとなった。「人生で一番大切なことは思い出づくり」「今しかできないことに惜しみなく金を使え」「金の価値は加齢とともに低下する」など、「お金の使い方」を見直す一冊として多くの共感を得た。

■10位『大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎文法編』

 受験生はもちろん、大人の学び直し層からも支持を集め十くらいにランクイン。シンプルで丁寧な解説が初心者にもやさしく、英文法を学ぶ上で、まずはこの一冊という定番となっている。

■今後の注目と2026年への展望

 2025年の年間ランキングは、絵本・育児・料理・実用書・図鑑・自己啓発と、非常にバランスの取れたジャンル構成になった。特に、家庭学習・育児支援・健康志向・ライフスタイル関連の書籍が目立ったランキングと言えるだろう。

 『bookfan』では、月間ランキングなどや本屋大賞、マンガ大賞特集など、話題作・注目作を様々な切り口で紹介している。今後も『bookfan』がピックアップする書籍に注目をしていきたい。
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