『タコピーの原罪』の夏が終わるーー自由の女神にタイムズスクエア、タコピー公式Xの”旅"を振り返る

『タコピーの原罪』公式Xの”旅"を振り返る

 2025年6月よりアニメが配信された、タイザン5『タコピーの原罪』(集英社)。「少年ジャンプ+」での連載時から注目を集め「このマンガがすごい!2023」「マンガ大賞2023」にノミネート。累計発行部数は145万部超を記録している(2025年5月現在)。ちなみに「累計発行部数」は作品全体の発行部数を指すが、本作は上巻・下巻の2冊しか刊行されていない。

 原作とともにアニメ版も大きな話題を呼び、ニューヨークで開催されたアニメイベント「Anime NYC」で上映されるなど、国内外問わず注目を集めた。そんな本作のアニメ公式X(@takopi_pr)の投稿も話題となっている。本稿ではその一部を振り返りたい。


 アニメ公式Xの投稿の中で、とくに注目を集めたのは「タコピーとおさんぽ」「タコピーと旅きぶん」という2つの企画だ。

 これら企画はタコピーがアニメーションの世界・現実の世界をおさんぽ・旅する様子を収めた動画を投稿するもの。もともと「少年ジャンプ+」10周年記念企画として2024年に投稿された企画であった。アニメ放送に先駆け、2025年3月より過去の動画だけでなく新作動画も投稿された。


 「タコピーとおさんぽ」の新作動画ではハッピーカメラを手に持ちだれかと写真を撮ろうとするタコピー、ハムスターと意思疎通を図ろうとするタコピー、水中で楽しそうに泳ぐタコピーの姿が収められた。


 また「タコピーと旅きぶん」の新作動画では広い牧草地にて、大きな牛の背中に佇むタコピーの姿が収められている。


 そのほか「Anime NYC」の開催に合わせ、自由の女神を目にしたり、ブルックリンやタイムズスクエアに足を運んだりなど、ニューヨークを満喫するタコピーの姿もーー。


 ニューヨークでの旅から無事に帰国したタコピーを迎えるように、作者・タイザン5もXにてイラストを投稿。アメリカに染まったタコピーの姿が描かれている。


 タコピーにとって楽しく、忙しい日々がつづいた2025年の夏。多くの小学生が夏休みの終わりを迎えた9月1日に「タコピーとおさんぽ」「タコピーと旅きぶん」も更新の終了を迎えた。


 日本・世界各国を旅し、さまざまな場所を訪れたタコピーの夏は、9月1日に一区切りを迎えたといえるだろう。ちなみに企画の最後に投稿されたのは、ハッピーカメラで線香花火を撮影するタコピーの姿だった。

■STAFF
「タコピーとおさんぽ」
プロダクション:スペースネコカンパニー
監督・撮影・編集:青木 純
絵コンテ・色彩設計・原画・動画・仕上げ:内海菜乃香、下山優真、日髙みどり、有山風由
動画・仕上げ:許 天暢
音響効果:池 亜佐美、有山風由

「タコピーと旅きぶん」
CGプロデューサー:西山達也
CGスーパーバイザー/コンポジット : 米田貴充
CGアニメーター : 大久保博倫
モデリング/リギングアーティスト:小甲竜紀
音響効果:中野勝博

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