PSYCHIC FEVER 小波津志「自分にとっても新たな一面を見出すことができた」 フォトブック『こころのおと』に自信

LDH所属の7人組ダンス&ボーカルグループ・PSYCHIC FEVERの小波津志が8月5日(火)に1stフォトブック『こころのおと』(講談社)を発売し、タワーレコード渋谷B1階イベントスペースで発売記念会見を行った。
フォトブックの仕上がりに満足そうな表情を浮かべるPSYCHIC FEVERの小波津志
アジアをはじめ、アメリカやヨーロッパでもツアーを行うなど、今もっとも注目を集める7人組ボーイズグループ・PSYCHIC FEVER(サイキック フィーバー)。そのメンバーである小波津志(こはつ・こころ)は、2022年にグループの一員としてデビューし、今回、自身初となるフォトブック『こころのおと』を講談社より刊行した。本作は、PSYCHIC FEVERがデビュー直後に活動拠点としていたタイで撮影されたもので、13種類のルックを披露。ページをめくるたびに変化する表情から「おと(音/響き)」が感じられる100点以上の撮り下ろし写真に加え、幼少期の写真や赤裸々なロングインタビュー、メンバーからのサプライズメッセージなども収録。「LDHの二刀流」と呼ばれる小波津の魅力と遊び心が詰まった一冊に仕上がっている。

会見に登壇した小波津は、「このフォトブックは今年の3月に撮影しましたが、ようやく発売されて本当にうれしい気持ちでいっぱいです」と喜びを語った。家族やメンバーからの反響について尋ねられると、「ひとつもございません」と苦笑し、会場には笑いが広がった。
今作のテーマについては、「すべてタイでの撮り下ろしにしました。僕たちPSYCHIC FEVERは、デビュー後すぐにタイで武者修行を始め、グローバルなアーティストを目指して活動してきました。そうした思いがあったからこそ、タイでの撮影に決めました」と説明。タイトル『こころのおと』については、「いくつか候補を考えた中で、最初に出てきたこのタイトルが、自分を表現するのにぴったりだと感じました。音楽の“音”、心の“ノート”など、さまざまな意味が込められています」と明かした。
一人でフォトブックを出すと決まった際の心境については、「正直、信じられませんでした。“一人で? しかも今、写真集?”と驚きました。でも、その分うれしさも大きくて、すぐに親に報告しました」と振り返る。すると親からは「早くない!?」と驚かれたという。
フォトセッションでお気に入りに選んだのは、浮き輪を首にかけてバイクに乗るユニークなショット。「あれはふざけていて、撮影されているとは思わなかったんですが、だからこそ自然体で自分らしい一枚になったと思います」と語った。撮影は2日間行われたが、「タイは半年間修行した思い出深い場所なので、素の自分を出すことができました。休みなく撮影でしたが、とても楽しかったです」と振り返った。

見どころについては、「メンバーが送ってくれた写真が、本当に自分では絶対に出さないようなものばかりで(笑)。ファンの皆さんにも楽しんでもらえると思います」と語った。
今後の目標については、「フォトブックは人生の中でも夢のひとつだったので、叶えることができて本当に幸せです。グループとしてももっと大きな夢がありますし、個人としてもソロライブなど、さまざまな形で自己表現できるよう頑張りたい」と力強く語り、グループとしては「ビルボードグローバルチャート入り」や「ワールドツアー開催」といった目標も掲げた。
第2弾、第3弾のフォトブックについて尋ねられると、「機会があればぜひやりたいです。ただ、自分がもう一段レベルアップしたと感じられるときに出したいという思いは、撮影当初からありました。今後に向けて頑張ります」と意欲を見せた。
デビュー当時を振り返って、「当時は本当にがむしゃらで、すぐにタイへ行きました。タイ語や文化も必死に学びましたが、ライブがなかなか盛り上がらなかったり、完璧だと思っていたセットリストが通用しなかったり、たくさんの葛藤がありました。ただ、それによって固定観念が砕け、グループとしての個性を見つけ直し、磨くことができたと思います。自分の人生にとってのターニングポイントでした」と語った。
最も大変だったことについては、「最初に出演した『日本博』の後、体調を崩して救急病院に行くほどでしたが、なんとか熱を下げて本番に臨みました。今回の撮影でも、気合いを入れたときに限って体調が優れず、コンディションを整えて臨んだのに体調を崩してしまったことがありました」と明かした。

フォトブックの自己採点については、「150点じゃないでしょうか」と即答。「自分が監修していたわけではありませんが、やるからには100点を目指したい。でも、メンバーの写真や自分のこれまでを語ったインタビューなど、自分では選ばなかったようなものもたくさん詰まっているので、プラス50点。もしかしたらそれ以上かもしれません」と語った。
最後に、記者のリクエストでタイ語で挨拶を披露したあと、「自分にとっても新たな一面を見出すことができた作品であり、これまでの歩みが詰まったフォトブックです。ぜひ楽しんでいただけたらうれしいです。そして、PSYCHIC FEVERのライブエンターテインメントも楽しみにしていてください」とメッセージを送り、会見を締めくくった。
■書誌情報
『こころのおと』
著者:小波津志
価格:2,970円
発売日:2025年8月5日
出版社:講談社























