妻夫木聡主演で『ザ・ロイヤルファミリー』ドラマ化 演出は「ラストマイル」などの塚原あゆ子

早見和真による長編小説『ザ・ロイヤルファミリー』が10月期のTBS系日曜劇場でTVドラマ化されることが決定した。主演は妻夫木聡、演出は塚原あゆ子が担当する。
税理士から予期せぬ転身を遂げるひとりの男と、馬主として競走馬に熱き夢を託す敏腕社長、そしてその家族。彼らの波瀾に富んだ20年間が描かれた、長編小説『ザ・ロイヤルファミリー』。この作品は第33回山本周五郎賞、2019年度JRA賞馬事文化賞を受賞した。作家の今野敏は、本作が山本周五郎賞を受賞した際、「読めば読むほど感動した。2回目に読んだときは、途中からずっと泣きっぱなしだった」と評した。
主演はNHKの連続テレビ小説「あんぱん」での好演も注目され、9月には主演映画「宝島」の公開も控える妻夫木聡が務める。脚本は舞台「はじめの一歩」「呪術廻戦」、ドラマ「95」などの脚本も手がけた喜安浩平。演出は「ラストマイル」「グランメゾン・パリ」「ファーストキス 1ST KISS」など映画作品の監督も務める塚原あゆ子が手がける。
TVドラマ化決定に際して、原作にもドラマ化決定の帯を巻いて重版された。8月8日(金)頃より順次書店にて発売される。
著者・早見和真コメント
以前から『ザ・ロイヤルファミリー』が映像化されるとしたら、枠は「日曜劇場」しかないと思っていました。とんでもない脚本ができています。心からワクワクするキャスト、スタッフが集まっています。「楽しみにしています」と放り投げるつもりはありません。僕も“原作班”の一人として、素晴らしいドラマをお届けできるよう関わり続けたいと思っています。
あらすじ
お前に一つだけ伝えておく。絶対に俺を裏切るな――。父を亡くし、空虚な心を持て余した税理士の栗須栄治はビギナーズラックで当てた馬券を縁に、人材派遣会社「ロイヤルヒューマン」のワンマン社長・山王耕造と出会う。競馬に熱中し、〈ロイヤル〉の名を冠した馬の勝利を求める山王と共に有馬記念を目指し……。馬主一家の波瀾に満ちた20年間を描く長編。山本周五郎賞受賞作!
■書誌情報
『ザ・ロイヤルファミリー』
著者:早見和真
価格:990円円(税込)
発売日:2022年11月28日
出版社:新潮社






















