『鬼滅の刃 無限城編』で注目! “ロック”すぎる鬼、上弦の肆・鳴女の壮絶すぎる過去とは?

アニメ『鬼滅の刃』シリーズの最新作となる『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章』が、7月18日に公開された。劇中では「柱」を始めとした鬼殺隊の面々と上弦の鬼たちが集結し、華々しい活躍を繰り広げている。そこでひそかに重要な役どころを担っているのが、上弦の肆・鳴女だ。
鳴女は、顔が隠れるほどの長い黒髪と着物姿が特徴的なキャラクター。いつも琵琶を携えつつ、鬼舞辻無惨に付き従っている。物語の初期から登場していたが、上弦の肆というポジションを与えられたのは半天狗が死亡した後のことだ。
その血鬼術は、琵琶の音とともに「無限城」という亜空間を自由自在に操るという能力。無惨が鬼たちを集めて叱責する「パワハラ会議」の舞台を毎回整えているのも、鳴女にほかならない。そして無限城は最終決戦の舞台となっているので、今回の劇場版では鳴女の存在感が強烈に示されることになった。
なお原作ではどちらかといえば控えめな描写だったが、劇場版では無限城の様子が壮大なスケールで表現されている上、その構造が刻一刻と変化していくところもダイナミックに描かれている。鳴女もまた、上弦の称号にふさわしい力をもつ鬼ということなのだろう。
戦闘力自体はそこまで高くないものの、瞬時に居場所を入れ替えて相手を翻弄できるため、「柱」であっても決して容易には倒せないという厄介さをもつ。
また空間操作や転移能力だけでなく、探知能力にも長けており、上弦昇格とともに自立して動き回る目玉たちを放つ力を習得している。長年見つからなかった産屋敷邸の場所を特定したのも、この血鬼術の成果だった。実際に無惨からは、貴重な能力の使い手として重宝されているようだ。
とはいえ、実のところ作中では鳴女自身のパーソナルな部分はほとんど描かれていない。その驚くべき本性がファンたちに知られたのは、『鬼滅の刃公式ファンブック 鬼殺隊見聞録・弐』における「大正コソコソ噂話」がきっかけだった。





















