スプートニクショック、アポロ計画……高度経済成長期の出来事を振り返る『子供の科学完全読本』

『子供の科学完全読本』発売

 『子供の科学完全読本 高度経済成長期編』(誠文堂新光社)が8月8日に発売される。

 本書は2024年に刊行され好評を博した『子供の科学完全読本』の続編。昭和時代の出来事や、当時の日本を生きていた人の想像する未来の科学や日常が描かれる作品だ。

 果たして令和の時代に昭和の想像は現実になっているのかーー。そんな答え合わせを楽しめる1冊となっている。

 前作は大正から終戦までだったが、今回は主に高度経済成長期が舞台。前作から引き続き小飼弾が膨大なバックナンバーを読み直しながら、今につながる科学技術史を紐解く。

 誌面は朝鮮戦争からスタート。冷戦、そしてその代理戦争とも言える宇宙開発競争が前半の主役。最新の科学技術を紹介することが同時に、緊迫する世界情勢を追いかけることになっていた、当時の空気が描かれる。

 ソ連が人工衛星の打ち上げに成功した記事では、たった1個の衛星で大騒ぎとなったこと、このときから私たちが毎日手にするスマホ含めて今につながる多くのテクノロジーが始まったことが伺える内容となっている。

■著者プロフィール
小飼 弾(コガイ ダン)
投資家、プログラマー。株)オン・ザ・エッヂ(後のライブドア)の取締役最高技術責任者(CTO)を務め、同社の上場に貢献。著書に『小飼弾の「仕組み」進化論』(日本実業出版社)、『「中卒」でもわかる科学入門』『未来予測を嗤え! 』(いずれもKADOKAWA)など。ニコニコチャンネル「小飼弾の論弾」で、毎月2回、時事ニュース解説や科学・IT解説などをライブ配信中。

■書誌情報
『子供の科学完全読本 高度経済成長期編』
著者:小飼弾
価格:2,750円(税込)
発売日:2025年8月8日
出版社:誠文堂新光社

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