『Dr.STONE』原作者がXで“裏解説”FAQを投稿 「千空&ゼノの記憶力すごすぎない?」

 『Dr.STONE』の原作を手がける稲垣理一郎が、アニメ第4期「Science Future」第2クールの放送開始にあわせ、自身のXで“裏解説”ともいえるFAQ(よくある質問と回答)シリーズを再開した。

 第4期第13話では、千空たちは石化光の発生源とされる南米アマゾンを目指して小型船で出航。石化の起点の座標を特定すべく、千空とゼノが巨大なシャボン玉と地球儀を使った実験シーンもあり、科学を軸にした物語らしさが随所に光っていた。

 そんな千空とゼノについて「千空&ゼノ。石化した時の記憶力すごすぎない?」という質問に、稲垣は「異常事態が起きた瞬間、できるだけ多くの情報を記憶しようとしたため」との回答。完全な記憶ではなく“だいたいのこと”を複数組み合わせることで精度を高めているとし、科学者としての反射的な判断力が設定の土台になっているという。

 また、銀狼は捕虜になっていた松風を守ろうとして、千空たちの行き先をスタンリー隊に教えてしまう。これについて、「銀狼が松風を見殺しにしていたら、千空たちは逃げ切れたのか?」という問いへの回答は、「いいえ。『ほんの少し時間を稼げたかも』くらいです」ときっぱり回答。その理由として「千空たちの船では燃料が足りず、外洋に出られないことがわかっている」と補足した。単なるストーリーのifではなく、現実の物理条件まで踏まえた分析が、ファンの納得感を支えている。

 こうしたFAQ投稿は、稲垣が過去にも何度か実施しており、「ゼノがなぜ千空に協力するようになったのか?」「千空やゼノが使っている言語は何語か?」といった、細かな部分まで丁寧に拾い上げられていた。

 物語のテンポが加速するなかで、“裏解説”の存在は視聴者がさらに世界観を楽しむためのセカンドテキストとなりつつある。次回の投稿ではどんな切り口が飛び出すのだろうか。

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