【漫画】身長差 + 歳の差カップリングこそ推せる! 2人のイケメンが織り成すBL漫画にキュン

【漫画】『隣に住むお兄さんに片思いをする男の子が、成長してお兄さんと再会する話』を読む
「可愛い年下×かっこいい年上」大好きな組み合わせの作品
――今回『隣に住むお兄さんに片思いをする男の子が、成長してお兄さんと再会する話』を制作した経緯は?
さくま:BL系同人誌即売会「J.GARDEN」への参加に向けて制作しました。どのような話にするかを考える際、自分が好きなシチュエーションや要素を組み合わせたキャラクター案を複数作成し、最終的には「可愛い年下×かっこいい年上」という、自分の大好きな組み合わせを軸に描くことを決めました。
――「僕のお姫様になってください!」と約束した年下男性が想い人の年上男性と再会を果たす、という切り口はどう決めていったのですか?
さくま:「子供がよく読むであろう本といえば童話かな」と思い、お姫様や王子様といったモチーフを取り入れました。また、童話と相性の良いロマンスファンタジー作品で頻繁に見られる、「強くてかっこいい王族や貴族のもとに、成長した男性主人公が迎えに行く」というアイデアも意識しています。
――楓が澄晴と一緒に蕎麦屋で働き始めたり、食い逃げ犯を捕まえたりなどのストーリーが繰り広げられていましたね。
さくま:澄晴の成長した姿と未熟なところの両方、そして楓のかっこよさを見せることを意識しながら、ストーリーを構築しました。まず「年齢差がある2人が自然に一緒に過ごすには、同じ店で働かせるのが良いのでは」と思い、澄晴には蕎麦屋でバイトをしてもらうことにしました。また、蕎麦屋という限られた空間の中で、澄晴の成長した姿を見せるために、食い逃げ犯を捕まえるシーンを盛り込みました。
――澄晴は蕎麦屋の店主と仲が良さそうでしたが、2人はどういう関係なのですか?
さくま:蕎麦屋は、警察官時代に楓が通っていたお店です。「警察官を辞めた後にさまざまな事情があり、お店を手伝うようになった」という設定があります。
カッコ良いと可愛いの両面を見せる
――楓というキャラはどう作り上げましたか?
さくま:楓はヤンキー、面倒見が良い、男前といった要素を組み合わせながら、性格とビジュアルを決めていきました。元ヤンなので昔は金髪、大人になって落ち着いた後は、特徴があまりない髪型かつ黒髪になっています。
――一方で澄晴は?
さくま:イケメン、ワンコ、可愛いをキーワードにしつつ、王子様のようにかっこよく、キラキラした雰囲気が出るようにキャラデザを考えました。また、澄晴はまだ大学生で成長途中にあるため、“大人になりきれていない未熟で純真な部分が残る性格”になるように意識しています。
――ちなみに、幼少期と青年期の澄晴のビジュアルはどう描き分けましたか?
さくま:幼少期は、とにかく可愛らしい男の子になるように描いています。青年期は、楓の言っていた「大きくて、強くて、かっこいい男」になったところを表現するため、体格を良くしました。ただ、「身体は成長しても、ふとした時に見せる表情は幼少期から変わらないまま」という、変化した部分と変わらない部分の両方を見せられるように意識しています。
――頭なでなで、座っている澄晴が楓の腹部にハグするなど、身長差を魅せるカットを描く際に意識したことは?
さくま:澄晴の成長した姿と、年下らしい未熟で可愛らしい一面の両方を見せられるように、キャラクターの目線の高さには注意して描いています。具体的には、澄晴の成長した姿を見せたい時は、楓よりも目線の位置を高くして、たくましい大人の男性としての印象を与えられるように意識しました。
――いろいろ計算され尽くしてのカットなのですね。
さくま:はい。また、年下らしく叱られたり、甘えるような可愛らしさを表現したい場面では、目線を低くして描くようにし、かっこよさと可愛さの両方が引き立つよう意識しました。
――楓が警察官だった過去など、続編がありそうな情報も見られました。続編を制作予定は?
さくま:2人の関係が進展した様子など、まだ2人について描きたいエピソードがたくさんあるため、今後漫画にしていきたいです。
――最後に今後の漫画制作における展望など教えてください。
さくま:今後も自分の「好き」を詰め込んだ漫画を描いていければと思います。本作以外の作品もXにアップしていますので、もしよければのぞいてみてください。
◼️さくまさんの同人誌
『Still Far From Romance(ロマンスにはまだ遠い)』:https://kmtnabe.booth.pm/items/6129590
『How to start a love affair with an insensitive you(鈍感なキミとの恋のはじめ方)』:https://kmtnabe.booth.pm/items/6728171






















