大前粟生の最新小説『物語じゃないただの傷』発売へ 吉田恵里香との刊行記念トークイベントも

大前粟生の最新小説『物語じゃないただの傷』(税込1,892円)が、本日2025年3月21日に河出書房新社より発売された。あわせて、大前粟生と吉田恵里香の刊行記念トークイベントが開催されることが決定した。
『物語じゃないただの傷』は、自らの”傷”を利用する二人の男の歪な同居生活を描く小説だ。“男のくせにフェミニストやポリコレにおもねった”発信で人気を博す後藤。ある日、片脚の悪い男・白瀬が、後藤のとある秘密を盾に「家に住ませろ」と脅迫してきて……。
映画化もされた『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』でジェンダー差別に傷つく男性の姿を繊細に描き、話題を呼んだ作家・大前粟生。今作では、「差別への抵抗・告発すらも消費される社会」の闇へも踏み込んでいる。
本作について、脚本家の吉田恵里香と芸人・YouTuberの大島育宙は以下の推薦コメントを寄せている。
推薦コメント
◆吉田恵里香(脚本家・NHK連続テレビ小説『虎に翼』アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』他)
「増幅していく差別と偏見と絶望を受け止めた先に、大前さんは一筋の光を導く。」
*推薦文全文はこちら
→Web河出 https://web.kawade.co.jp/column/122799/
◆大島育宙(芸人・YouTuber)
「この物語が届かない時代なら、もう本当に手遅れだ。」
刊行記念イベント開催!
「大前粟生×吉田恵里香 『物語じゃないただの傷』刊行記念トークイベント」
日時:2025年5月予定
主催:リアルサウンド ブック編集部
協力:河出書房新社
※詳細は後日お知らせします。
書籍情報
書名:物語じゃないただの傷
著者:大前粟生
仕様:46判上製/144ページ
装丁:川名潤
発売日:2025年3月21日
税込定価:1,892円(本体1,720円)
ISBN:978-4-309-03950-3
URL:https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309039503/