『WIRED』に宇多田ヒカルが登場 素粒子物理の世界的研究拠点「CERN」を探訪

『WIRED』に宇多田ヒカルが登場

 『WIRED』日本版 VOL.56「その先の量子コンピューター」(コンデナスト・ジャパン)が、3月26日(水)に発売される。サイエンスへの求知心をもつ宇多田ヒカルと、素粒子物理の世界的研究拠点、CERN(欧州原子核研究機構)を探訪している。

 未来を実装するメディア『WIRED』日本版は、VOL.56「Quantumpedia:その先の量子コンピューター」を3月26日(水)に発売する。国連が国際量子科学技術年(IYQ)と宣言した2025年最初の発売号は、これからの社会に、文化に、産業に、量子コンピューターはいかなる変革をもたらすのか、総力を挙げて特集する。

 表紙を飾るのは、キャリア25周年を記念したベストアルバムに『SCIENCE FICTION』というタイトルをつけるほどサイエンスへの深い関心と探究心をもつ宇多田ヒカル。『WIRED』日本版とともに素粒子物理の世界的研究拠点であるスイスのCERN(欧州原子核研究機構)の取材に同行した。「『いつか行けたらいいな』とずっと憧れていた場所」で「コーチェラのメインステージに立つよりうれしいかもしれません(笑)」と語るCERNで、ふたりの日本人物理学者に誰よりも質問をしていた宇多田。取材を通じて自身の創作活動と科学を重ね合わせ、「音楽をつくるプロセスは科学者のアプローチと限りなく似ているかもしれない」と語る宇多田の「CERN探訪記」は必読だ。

 そのほか、物理学者ミチオ・カクの世界的ベストセラー『量子超越』で描かれた未来の暮らしを美しいイラストにのせて読み解く「量子の暮らし」や、日本国内において先駆的に量子技術の研究開発と実装に取り組んできた代表的企業5社(富士通、東芝、NTT、NEC、デロイト トーマツ)の研究者が描く現在地と未来をひもといた「量子コンピューティング時代を牽引する“日本の大企業”たち」、数学的論理性と詩的情緒が巧みにつむがれた円城塔によるSF短編小説『ナイン・オペレーターズ』など、見応え、読み応えのある特集をお届け。日本科学未来館の監修による「量子コンピューターが好きになる(?)【精選量子用語集】」や、『つるのおんがえし』、ボードゲームのリバーシなど、量子な要素を感じられるアニメ、映画、小説、ゲームを紹介する「量子なカルチャーガイド」は初めて量子コンピューターに触れる人も楽しめる内容になっている。

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