【漫画】チャラ男が「イェーイ、オタクくん」と声をかけてきて……? BL漫画『イェーイwww(文化祭)』がバズ

【漫画】チャラ男「イェーイ、オタクくん」

 女装したオタクにチャラ男がドキっ—―。相容れないはずの関係性をBLに反転させた漫画『イェーイwww(文化祭)』がXでバズを起こした。

 本作は『こっち見てオタクくん』シリーズのなかの1エピソード。女性ファンも多いという、本作の制作について作者・もじばさん(@Mojiba7)に聞いた。(小池直也)

続きを読むには画像をクリック

『イェーイwww(文化祭)』(もじば)

——1万を超えるいいねが集まっていることについて、いかがですか?

もじば:感無量です。チャラ男君とオタク君が誰かの癒しになっていると思うと、描いてよかったなと思えます。

 チャラ男くんのチャラい見た目と中身の純粋さ、チャラい男子とオタク男子の関係性のギャップによるものかなと思っています。あとは「女装✕オタク」という組み合わせも女性層に受けた要因なのかもしれません。

——着想について教えてください。

もじば:もともと本作は、NTR漫画のお決まりを予想外に崩すギャグ作品として描いていた、1ページ漫画の連作です。最初に描いた作品は、チャラ男君がオタク君の彼女を奪うのかと思いきや……実はチャラ男君とオタク君が付き合っていて、女性に取られる側だったと言う内容でした。これも大きな反響がありましたね。

 長期に渡って描く予定はなかったのですが、「チャラ男くんとオタク君の関係性を続けて読みたい」という反応が寄せられ、そこから『こっち見てオタクくん』シリーズを描くに至りました。NTR漫画ではチャラ男とオタクは敵対する事が基本なので、そのふたりのBLという目新しさは描いてみたら面白いかも、と思いました。

——「女装メイド」というアイデアはどこから?

もじば:正直、作者の趣味が全面に出ています(笑)。オタクくんは眼鏡で普段は目立たないですが、顔立ちが整っている子なので、そこを活かす話として考えたのが女装メイドです。また普段と違うオタク君を見た、チャラ男君のウブな反応を描く機会としてもちょうどいいかなと。

——制作で意識している部分を教えてください。

もじば:読者の予想を裏切るような展開を意識しています。本作だと、オタク君が女装させられている2コマ目、チャラ男君がイカつい見た目とは裏腹に鼻血を出して驚くギャップがそれに当たりますね。

 また、BL作品としてだけでなく、老若男女楽しめる話にしたいんです。だから「続きを読みたい!」と思われるように、1ページ目は特に力を入れています。今回もカラーの1ページ目だけで完結する内容にして、目を引こうと考えていました。

——苦労する部分もあります?

もじば:1ページ目の内容を考えるのは大変ですね。もともとNTR漫画における「あるある」をネタにすることもあり、目新しさと意外性を出す必要があって。何か悪巧みをしているような冒頭から「実は……」と予想を裏切る内容を1ページに収めつつ、これまでの話と被らないようにするのは難しいです。

——キャラクターデザインについてはいかがでしょう。

もじば:チャラ男君はNTR漫画に出てくるような特徴(日焼けした肌、金髪、ピアス)を前面に押し出しながらも、オリジナリティが出るよう髪型のシルエットを気を付けました。中身の純粋さが際立つようにという意味でも、チャラい外見にこだわりました。

 対照的に、オタク君は眼鏡をかけた目立たない男子に見えるような、素朴な見た目に意図的にしてあります。ただ、それだけでは物足りないと思ったので、眼鏡を外したら美少年と言ったような意外な一面も持たせています。

——次の「コミティア156」で新刊を出すそうですが、見どころについて教えてください。

もじば:コミティアで頒布する新刊は、『こっち見てオタクくん』の1〜5話目、そしてそれ以外のこれまで描いた創作ギャグ漫画が総集されています。基本的にギャグ漫画ですね。
場所は東ホール3き55bです。

——今後『こっち見てオタクくん』シリーズはどう描いていきますか。

もじば:チャラ男くんとオタクくんだけでなく、周りのキャラクターたちも掘り下げたいと考えています。本シリーズだけに限らず、全ての作品で「心温まり、クスッと笑える、観た人が幸せになれる」作風を目指していきたいです。

 正直、他にしたい活動が多すぎて悩んでいます(笑)。漫画はもちろんですが、イラストでも活動したいし、ギャグを動画に落とし込んだ活動も考えています。実現が出来るかはともかく、色々なことに挑戦していければ。

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる