『ドカ食いダイスキ!もちづきさん』どこまでヤバくなる? 欲望全開「グルメホラー漫画」の魅力に迫る

人間の3大欲求の1つである食欲。それは人間が生きていく上で必要不可欠なもの。しかしながら欲が過ぎれば自身を滅ぼしかねない、背徳感と隣り合わせの存在こそが欲といえるだろう。
そんな読者の欲求と空腹を満たして余りある話題作が、最新話がXで公開されるたびにトレンド入りを果たし、日本トレンド1位にも度々輝いている『ドカ食いダイスキ! もちづきさん』(まるよのかもめ)だ。
「ドカ食いダイスキ!もちづきさん」第1話
1/7 pic.twitter.com/G5tbEddu4V
— まるよのかもめ (@maruyono_kamome) 2024年5月12日
グルメ"ホラー"という新しいジャンル
本作の主人公は21歳営業事務のOL、望月美琴(もちづきみこと)。スーツケースのような弁当箱を持参し、小腹が空いた時の為に会社デスクの一番下の引き出しに特盛カップ焼きそばを常に忍ばせている、どこにでもいる普通の女子社員だ。
そんな彼女がどハマりしているのが人間の最たる欲求を満たし、圧倒的幸福感をもたらしてくれる行為「ドカ食い」である。
もちづきさんはドカ食いの末に満腹と血糖値上昇による多幸感で酩酊することを「至る」と表現し、悦楽の極みへと登っていくのだ。
しかしながらドカ食いにはやはりリスクがつきものである。早食いや、糖質・炭水化物の過剰摂取等が原因で引き起こされる「血糖値スパイク」という現象をご存知だろうか。食後に血糖値が急上昇し、その後急降下する状態を指す。
食後に急激な血糖値上昇が起こることから眠気、頭痛、だるさなどを感じたり、血管に負担がかかり時に生命に関わる危険を伴うこともある。本人は幸せを感じているようだが、非常に危険な状態となることもあってか、一部界隈ではグルメホラー漫画として親しまれている。
作中で展開されるLINEスタンプも人気だ。飽食の時代、あるのがいけない!あるのがいけない!とポンポンと買い物カゴに好物を入れまくってしまうことは人間誰しも経験があることだろう。3000カロリーを超える特大オムライスが笑顔で大丈夫だよ…と優しく微笑みかけてくれる、そんな日常生活で使用する機会がいつ来るのか分からないスタンプも用意されているので安心して購入を検討して欲しい。
LINEスタンプ出ました!!!!!!!!https://t.co/W6dG4I2EvK pic.twitter.com/flgwN3z9I4
— ドカ食いダイスキ! もちづきさん公式 (@dokaguidaisuki) 2024年10月21日
セブン-イレブンとのコラボも 回を重ねるごとにヤバさを増す”ドカ食い"
大手コンビニエンスストアチェーンのセブン-イレブンとのコラボも話題だ。
「#ドカ食いダイスキ! #もちづきさん」
×「セブン-イレブン」コラボ実施中😋✨🟠新商品をドカ食い!? トクベツ編マンガが公開中!!
🟢望月さんが食べたおむすび&お弁当が全国のセブン-イレブンにて販売中!!
🔴セブンネットショッピングにて「もちづきさん」限定グッズを販売中!! https://t.co/Fnw2wpKrkr pic.twitter.com/hoJVr06Tc9
— ドカ食いダイスキ! もちづきさん公式 (@dokaguidaisuki) 2025年2月18日
本編さながらに新商品をドカ食いするトクベツ編マンガの公開や、もちづきさんが食べたおむすび&お弁当が全国のセブン-イレブンにて販売されるなど、相性が抜群過ぎるコラボレーションを堪能できる。
セブン-イレブンの自動ドアというモラルの境界線を越えた先は誰の目も気にする必要は無い。思う存分カロリー補給に励んでいただきたい。