ミステリ界のホープ・楠谷佑の伝説的デビュー作『無気力探偵』完全版で復活! 書き下ろしの番外編も掲載

楠谷佑『無気力探偵』の完全版が発売

 著作『案山子の村の殺人』(東京創元社)が2025年の「本格ミステリ・ベスト10」にランクインするなど、いま最注目のミステリ作家・楠谷佑の伝説的デビュー作が、加筆修正、さらに書下ろしの番外編も追加し『無気力探偵~面倒な事件、お断り~[完全版]』として復活する。

 「事件らしいけど、俺は早く家に帰りたい」 ーー本作は、無気力な高校生探偵が難解な謎に挑む青春ミステリだ。キャリアを重ね、ミステリ作家としての力を十分につけた楠谷は、8年前に上梓した処女作をどのように生まれ変わらせたのだろうか。未読の方はもちろん、すでに拝読済みの読者も改めて手に取ってほしい。

 装画は気鋭のイラストレーター・丸千代が担当。陰影を活かした印象的なタッチで、気だるげな霧島が描かれている。

 また、シリーズ第2巻の『無気力探偵2~赤い紐連続殺人事件~』も同じく完全版となって翌6月に発売予定だ。併せてチェックしよう。

『無気力探偵~面倒な事件、お断り~[完全版]』 あらすじ

高校生の霧島智鶴はたぐいまれな推理力を持ち、どんな無理難題も解決できる天才。だが、めんどくさがりな性格から無気力に過ごしていた。ある日、彼は殺人事件の第一発見者に。そして落ちこぼれ刑事・熱海の推理を聞き、思わず口を出したことで、協力するはめに……。ダイイングメッセージの謎、豪邸にある壺のすりかえ事件、刑事熱海の従妹誘拐、さらには脱出ゲームでの事故などなど、同級生でオタク女子の揚羽や後輩の美少年・柚季とともに仕方なく事件に挑む。
やがて、明かされる切ない過去とは――。

楠谷佑 プロフィール

1998年、富山県富山市生まれ。埼玉県在住。高校在学中に、『無気力探偵 ~面倒な事件、お断り~』(マイナビ出版刊)で商業出版デビュー。 著者に『案山子の村の殺人』(東京創元社)、『ルームメイトと謎解きを』(ポプラ社)、『家政夫くんは名探偵!』(マイナビ出版刊)がある。

書籍情報
▪️『無気力探偵~面倒な事件、お断り~[完全版]』
著者:楠谷佑(著)・丸千代(イラスト)
出版社:マイナビ出版
価格:1892円(税込)
発売日:2025年5月19日
頁数:392頁
ISBN:978-4-8399-87251


▪️『無気力探偵2~赤い紐連続殺人事件~[完全版]』
著者:楠谷佑(著)・丸千代(イラスト)
出版社:マイナビ出版
価格:1892円(税込)
発売日:2025年6月16日
頁数:382頁
ISBN:978-4-8399-87268

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