【漫画】ネコは人間の行動にドン引きしている? 独特すぎるセリフがクセになる『今日もネコ様の圧が強い』

――11万を超えるいいねが集まっていますが、ご自身としてはいかがですか。
うぐいす歌子(以下、うぐいす):みなさん、ネコに飢えているんだと思います。
――本作シリーズの着想や制作のきっかけについて教えてください。
うぐいす:毎日の仕事や子育てが忙しすぎて、現実逃避のためにネコを描いていたところ、こんなことになりました。
――ご自身も猫を飼っていらっしゃるそうですが、愛猫の名前や彼らとの生活が気になります。
うぐいす:クロネコとキジシロの男の子を飼っています。名前はクロネコの方を「ネコ」、キジシロを「コネコ」と呼んでいます。
もともと名前を付けたはずなのですが、いつの間にか消滅していました(笑)。コネコのイタズラが激しくて、毎日「すごい、すごいなぁ……」と思っています。
――リアルかつ可愛い猫の描写(墨絵?)が特徴的でしたが、作画はどのように?
うぐいす:iPad Proで「Procreate」や「CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)」を使って描いています。
――美大に通われる前は海上自衛隊に勤務されたそうですが、そこではどのような仕事をされていたのか教えてください。
うぐいす:小さい船での勤務で、災害派遣の出航が多かったです。
――書籍『今日もネコ様の圧が強い』も発売となりましたが、こちらの反響などはいかがでしょう。
うぐいす:おかげさまで、たくさん買っていただけているようです。ありがとうございます。もっと頑張って描いて、奨学金と家のローンを返していきたいです。早く返し終わりたい。
――今後このシリーズはどう展開されていかれます?
うぐいす:どうなるのでしょうか……。漫画家としての訓練をしていない人間なので、毎日「漫画がわからない、わからない」と言いながら精一杯描いているだけで、先が見えません。
――憧れ、影響を受けた作品や作家はいますか?
うぐいす:たくさんありますが、マンガとしての心の支えは羽海野チカ先生の『ハチミツとクローバー』でしょうか。ネコのスケッチを描き始めたきっかけも、羽海野チカ先生の『黄昏の王国』を拝見して、ひとりのキャラクターを作り出すのに、こんなにスケッチを重ねるんだ!と衝撃を受けたからです。
画家としては長谷川等伯や竹内栖鳳、長沢蘆雪、藤田嗣治……など、たくさんありすぎて書ききれないのでこの辺りで。
――作家としての展望、なりたい作家像を教えてください。
うぐいす:今は漫画家としてなぜかやっておりますが、ある程度したら画家の修行に戻って、神社に絵を奉納できるくらいの力量のある画家になりたいです。























