『キングダム』国を賭けた戦いの中で愛に生きた将軍・倉央の魅力 SNS「惚れました」「漢すぎるだろ」の声
また、助けにいかせなかった王翦の立場から見れば、倉央は決して失ってはならない人材であることも想像できる。それを証明するかのように、「番吾の戦い」では同じく王翦軍の将軍である亜光や田里弥が致命傷を負っているとはいえ、倉央を生かし王翦と共に逃がすよう立ち回ったのだ。
しかし、倉央はそれ以上に、愛した女である糸凌を乱戦に置き去りにしたことが心に残っていたのだろう。趙軍の追撃から逃れ、一夜明けた時には趙将カン・ソロの元に現れていた。
本作では度々、男と男のプライドと生き様をかけた、手に汗握る一騎討ちで”漢”を示してきたが、今回はひと味違う。倉央にとって大切なものは、国や地位ではなく糸凌だったのだ。
倉央がとった行動にSNSには「惚れました」や「倉央みたいな人と出会いたい」といった女性からの声に加え「俺は倉央になりたい」、「倉央漢すぎるだろ」といった男性からのコメントも挙げられている。
このストーリーで現れたもう1人の漢、カン・ソロによって解放された倉央が再登場する時にはどのような変化が生まれているのか、一読者としてその勇姿を最後まで見届けていきたい。