「片思いの存在です」注目俳優・樋口幸平、愛猫との生活や地元・神戸で撮影したファースト写真集の制作秘話

『樋口幸平ファースト写真集 treasure-宝物-』について語る樋口幸平氏

 スーパー戦隊『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』やドラマ『体感予報』などで人気急上昇中の若手俳優・樋口幸平の写真集『樋口幸平ファースト写真集 treasure-宝物-』(主婦と生活社)が刊行され話題となっている。

  待望の1st写真集となる今作では、出身地・神戸や現在の活動拠点・東京で撮影を実施。神戸パートでは母校などの思い出の地をめぐり、地元ならではの素顔と飾らない笑顔を見せた。また、南京町のナイトロケではクールで大人びた表情が写し取られる。一方の東京パートは、愛猫・モモちゃんと一緒に撮影するなど、普段の私生活を連想させるカットに。さらには、幼少期から今までを振り返った貴重なインタビューを収録するなど、樋口の魅力がふんだんに詰まった一冊に仕上がっている。リアルサウンドブックはそんな樋口に写真集撮影の裏側、そしてこれから出演する注目作についてインタビューをした。

ーー初の写真集を刊行された率直な思いを教えてください。

樋口:この世界に入って以来、写真集はずっと出したいと思っていました。今こういう形で残すことができて、感謝の気持ちでいっぱいです。自分が年を取っても一生見ることができる作品に仕上がったと思います。

ーー撮影を振り返っていかがでしたか。

樋口:自分が行きたい場所に行けて、やりたいことができました。友人、家族、実家の犬、愛猫、そしていつもお世話になっているチームで、一つの作品を作り上げました。出来上がったデータを見た時は、嬉しいというのと同時にほっとした気持ちになりました。これが今の自分なんだ、今を生きているんだという実感じがありましたね。

ーー出身地の神戸での撮影はいかがでしたか。

樋口:リアルに自分が生まれ育った故郷の神戸で撮影をしたんです。しかも中学生の頃の友達と一緒に撮ることができました。今でも仲がいいんですよ。本当にエモい気持ちになりましたね。母校や商店街で撮影していると、地元に今仕事で帰ってきているという喜びを感じました。すごく楽しかったですね。

ーー東京のパートは私生活を連想させるようなシチュエーションですね。

樋口:東京パートでは、親友の綱啓永と一緒に撮影できたことが大きかったです。10代の頃からの親友なんですが、よくメッセージのやりとりをしていて、とても大切な存在なんです。自分の「宝物」だと思っている人たちが、この写真集に携わってくれました。

 自分の愛猫・モモちゃんと一緒に撮影できたのはすごく幸せでした。モモは本当にマイペースなんです。自分が来たい時にしか来てくれないし、すぐどこかに行っちゃうし(笑)撮影は自由奔放で大変でしたが、実際の写真ではいい表情をしていて、さすが!と思えるほどちゃんと結果を残していますね(笑)。

ーー愛猫のモモちゃんとはどういう関係ですか。

樋口:片想いですね(笑)。いつも「この子のために帰ろう」「この子のために仕事を頑張ろう」と思うんです。娘みたいな存在です。大切な家族が1人増えたような感じです。

ーー今回の写真集でお気に入りのカットはありますか?

樋口:神戸のダーツバーで撮ったカットです。これは元々撮影する予定ではなかったんです。でも僕が「かっこいいカットも入れたい」とカメラマンのコザイリサさんに相談をしたら、急遽撮影をすることになりました。クールビューティーなカットを撮っていただいて素敵な写真が撮れたと思います。実はこの時は最後の撮影だったのでスタッフ皆でダーツ対決をしたんです。あまりに楽しくて皆で一緒に神戸に遊びに来たような感覚になりました。

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